えー、先々週は週中に祝日(春分の日)があって、白馬遠征はオヤスミ。
一ヶ月振りに「長野県に行かない」Bye-weekとなりました。
繋ぎウィークのDayスキーに選んだゲレンテは、1年振りとなる「川場」。
そんな訳で1週間前、3月22日の滑走記で御座います。

10:20、カワバシティ到着。
スキー場なのに、インドアでTV観戦?。
センターハウス内では多くの方が、WBCの決勝戦に釘付けなのでした。

10:45、アクティビティスタート。
立夏を思わせる青空と降り注ぐ陽光。
ロンT+ミドルレイヤーの春スキー仕様ウェアでも暑さ感じる陽気。
ヘッドギアもヘルメットは使わず、キャップ+サングラスの軽装です。

白鳥EX乗車。
白鳥スカイライン~ジャミンのコンディションは結構良さそう。

北西には谷川連峰のパノラマ、左最奥には佐武流山や白妙山も望めます。

左より谷川岳/オジカ沢ノ頭/万太郎山/仙ノ倉山と続く主脈稜線。
何時もは反対側の湯沢方面(かぐら/石打丸山)から望む谷川連峰。
連なる山々が左右反転した風景ってのは、何だか新鮮に感じます。

左正面には1754P(無名峰)と西峰。

高手ダウンヒルも未だ健在です(この翌日にクローズしました)。

無名峰ダウンヒル/トライアル。
先週より本格的にコブ遊び開始した私め、今日の狙いは此処のコブバーンです。
その前にウォームアップ、先ずは整地コースを何本が足慣らし。

白鳥スカイライン~ジャミンダウンヒル。
1.8㎞の快適なロングクルージングコース。
融雪の進んだシャバ雪も荒れは微少、ザブザブ未満の良コンディション。
11時前と云うのに、御覧の様なフラットバーンを維持してしました。

緩斜面から右に折れると中斜面のヘアピンに。
1本のコースですが、此処から白鳥DH→ジャミンDHと名称が変わります。
因みに下部のジャミンは嘗て架かっていた「ジャミンペアリフト(05/06シーズンを最後に廃止)」に由来するコース名。
元ネタのリフトが廃止されたんだし、コース名も「白鳥ダウンヒル」に一本化すれば?。

ジャミントップより、谷川連峰中核部をパチリ📷。
左に一ノ倉岳、中央に谷川双耳、右にオジカ沢ノ頭。
こうして見ると、やっぱり西黒尾根は長くて急だなぁ
11時前のゲレンテインにも関わらず、白鳥/ジャミンは絶好調。
2~3本でクリスタルに向かう予定も、思わず長居したくなるコンディション。
結局1時間/5本回してしまいました。

11ː55、クリスタルEXでゲレンデトップに。
標高が上がった分、多少涼しさが感じられます。

右手には険峻岩峰の川場剣ヶ峰と前武尊。
前武尊から右下がり、猿岩に不動岳を経て川場尾根が下っていきます。

前武尊の東奥には草津白根山。
白檜岳~錫ヶ岳/笠ヶ岳~三ヶ峰と連なって行きます。

その右手には足尾山地の盟主.皇海山。
クリスタルEX乗車中は武尊山~白根山~白錫尾根~足尾山地のパノラマを堪能。
尚、川場からの山座同定.詳細はコチラ(↓)です。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2022/04/post-3c0111.html

眼前に聳える岩ナマコ。
武尊山七座の一にて川場スキー場のランドマーク「剣ヶ峰山」。
溶岩流および火砕岩類で形成された岩峰の威容は圧巻の一言。

クリスタルコース。
ゲレンテトップから桜川コースを下り、ボトムまで3㎞超のロングコース。
但し大半が緩斜面なので滑り応えはイマイチ、しかもザク雪でスキーの走りはイマ3。
この日クリスタルEXに乗ったのはこの1回こっきりでした。

12:00、続いて高手ペア。
昨年4月に訪れた際には既にシーズンの営業を終了。
2015年以来、8年振りのリフト乗車です。

で、このリフトが「長い」…。
そして「遅い」…。

高手ペアより右手を望む。
下のクリスタルEX(1620m)、上の白鳥EX(1508m)に次ぎ、ゲレンテで3番目の索道距離の高手ペア(1177m)。
しかし固定循環式の悲しさ、乗車時間は断トツトップの約11分。
上掲2本のデチャッタヴルに較べ倍近い時間です。

やっとリフト降車。
高手スカイライン.トップより望む、日光白根山。

同、赤城山の稜線は春霞が掛かりぼんやり。

同、左に子持山/右に小野子三山を従えて、最奥に榛名山。

同、右手眼下には玉原湖も望めました。
左奥に見えるゲレンテは奥利根スノーパーク。

高手スカイラインの前半は圧雪入ってます。
中盤までは快適な中斜面が続きます。

下半分は非圧雪、不規則な並びの浅コブ群。
しかしコブ溝には至る所処に石コロとブッシュの地雷が散乱。
アタックし易い難度なのに怖くて攻められません…。
リフトが遅いのもあって、結局高手も1本だけでした。

これは雪?、それとも水?。
ゲレンデボトムは高温で融雪進行、雪の吸水量をオーバーして水溜まりが出現。
因みに歩く音は「ザクザク」では無く「ビシャビシャ」。

12:55、無名峰トリプル乗車/コブ遊び開始。
白樺~ 青空~ 南風~♬

無名峰ダウンヒル。
トップから中盤までは乱れリズムのナチュラルコブ。

後半は整ったラインが2本並んでいます。
しかし無名峰ダウンヒルも、コブ溝にはブッシュ散乱の「地雷祭」。
石コロ踏まない様に滑る方が難しい…。

更に惨いのが無名峰トライアル。
中盤で雪が殆ど切れかかっています。

下のモーグルバーンに辿り着くまでが一苦労。
「ガリッ」とか「ゴリッ」とか、ヤな音が何度も響きます。

モーグルバーンはコンディション良いんですけどね。
但し中央3本のラインは養生中、スキーヤーズライト側のラインが滑走可。
ピッチはやや短いもリズムの良い浅コブ、気持ち良く攻められました。

13:50、小休止。
コブばっか滑ってると広背筋と腰のダメージが大。
1時間毎に休憩挟みつつのアクティビティです。

春彼岸 冬の解け往く 手水鉢
この日の日中気温は8~9℃も、陽射しが強く体感的にはそれ以上の暑さ。
しかも午後は殆どコブ専、ミドラーでも汗ダラダラとなりました。

無名峰トリプルでは「リペア軍団」出動。
トライアルのあみだくしを埋めるのかな、と思いきや。

こっちでした。
ダウンヒルの中盤からトライアルのモーグルバーンに流れ込むトラバース路。
リペア中は勿論通行禁止、ココ使ってトライアルに向かってただけに痛い…。

以降、ダウンヒルのコブをメインに回します。

コブキャンも大盛況の様子。
何時の間にかコブライン増殖、2本が4本に増えてます。
てな感じのオヒサシ鰤な「川場滑」。
ハイシーズンにはスペック不足も、コブの時期には結構面白いゲレンデ。
今季は4月にあと1~2回、コブ滑りに訪れる予定でした…が。
無名峰は御覧の様に甚だしい地表露出、この調子だと4月まで持たないのは必至。
そんな訳でこの日が最初で最後のカワバンガとなったのでした。
因みに翌日(3/23)から「白鳥スカイライン/シャミンダウンヒル」「高手スカイライン」が雪不足で今季の営業を終了。
そう考えると両コース営業最後のこの日、川場を訪れたのは正解だったの鴨。
おしまい。