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2007.05.21

●家の近所 其の弐

京の五月は神社例祭の多い月です。
伏見、今宮、宇治、上御霊下御霊、熊野、松尾…。
洛中洛外不問ず祭儀が目白押し。
しかもそれ等の殆どが、所謂「よそ行き」の観光中心的催しではなく、近隣市井.氏子たち「地元のお祭」だったりします。

その中でもやや地味~な嵯峨祭は愛宕、野々宮両社の例祭。
昨日は神幸祭、来週日曜が還幸祭です。

因みに神社例祭基礎用語。
神輿(神様)を本宮の外にお連れする「お出かけ」祭事が神幸祭。
神輿(神様)を本宮にお戻しする「お帰り」祭事が還幸祭。
お出かけ中に神輿が仮留、お休みになられる「みこしやど」が御旅所です。

P2007052100022みこし御旅所に、嵯峨祭始まる 
右京・清凉寺御旅所

京都市右京区の愛宕、野宮両神社の祭礼「嵯峨祭」が20日始まり、両神社のみこし4基が両神社御旅所に備えられた。
嵯峨祭は大覚寺の祭りとして中世に始まったとされ、松尾芭蕉が「嵯峨日記」にその様子を記している。現在、嵯峨学区の住民でつくる「嵯峨祭奉賛会」(山本芳夫会長)が、両神社の里祭として催している。
この日は祭りの始まりとなる神幸祭で、山本会長ら奉賛会の会員が御旅所にみこしを備えて飾り付けを施したほか、両神社の宮司や神職らを招いて神事も行った。
27日には、祭りの見せ場となる還幸祭を催す。地元の中学生を含めた地域住民が、みこしや市無形民俗文化財の剣鉾を担いで、嵯峨・嵐山地域一帯を巡行する。
(文.写真ともに京都新聞5/21朝刊より)

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