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2007.05.30

●家の近所 どうでもよい話

本当に「どーでもいい話」です。


記憶が正しければ94年3月、私の東下りと入れ違いで開館したと覚えています。東京では電通さんの例のCMが始まり「勘違い京都観光狂想曲」黎明期の頃でしょう。

何故嵯峨の地にてミソラヒバリーなのか地域住民は小首を傾げたものです。然し観光収益はミヤコの生命線、嵯峨嵐山も例外ではありません。まぁ80年代後半から始まったタレントショップバブルに較べればひばりさんの方が品もあって静かなもの。
こうした妥協打算の産物として「京都嵐山美空ひばり館」は開館、当初は話題性もあり其也に順調な運営だったそうです。

但し観光する側もそれ程莫迦じゃありません。少し見識のある複数回来訪者であれば、疎石作曹源池、旧嵯峨御所、斉王代禊儀の禁河…雪月花兼備した数多ある旧跡を素通過して迄コンクリビル内の衣装部屋やビデオを見物しようとは思いません。
よーするにパッケージツアーで一度観れば充分、二度観るものじゃないのです。そりゃ来館者も減少するものでしょう。

最後に、この記念館のお陰で「五山送り火.鳥居」が渡月橋三条付近から全く見えなくなってしまったことを付記して終わりにしておきます。

P2007052900179嵐山美空ひばり館が来春再開へ
生誕70周年記念し


『昨年11月に閉館した京都市右京区の「京都嵐山美空ひばり館」が来春、再開されることになった。ひばりさんの長男が社長を務める「ひばりプロダクション」の運営となり、建物は全面改装を経て大幅にリニューアルされる。ひばりさんが生誕して29日で70周年。今もファンを魅了してやまない歌謡界の女王が再びよみがえる。

同館は1994年に市内の観光会社が開館した。舞台衣装や愛用品などを並べ人気を集めたが、団体客の減少などで来館者数が落ち込み閉館。現在、建物や展示品はそのままとなっている。
ファンからは再開を望む声が多く、ひばりプロダクションが生誕70周年の記念事業の一つとして復活を決定、観光会社から建物を購入した。詳細は未定だが、仕事で多忙のひばりさんが幼い長男のために録音した童話の朗読テープなどを新たに展示する。

この日、東京都・日比谷公会堂で会見した長男の加藤和也社長は「ファンの方がいつでも美空ひばりと出会える場所を作っておきたかった。(再開時期は)桜の時期までにがんばりたい」と話した。同館ではひばりさんの人生を後世に伝えるため、写真や映像などの寄贈を呼びかけている。問い合わせは同館Tel:075(864)5000へ。』 (文.写真ともに京都新聞5/30朝刊より)

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