●祇園祭 番外
祇園祭の世界遺産登録目指せ
山鉾連合会、国への働き掛け準備
祇園祭山鉾連合会(事務局・京都市中京区)は4日までに、祇園祭の山鉾行事を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遺産として登録するように文化庁に働き掛けることを決めた。文化庁によると選考基準は未定。しかし、山鉾連合会は、選考基準や枠組みが決まり、同庁からの要請があれば、すぐに資料提出できるように文献収集や行事の様子を撮影するなどの作業をすでに進めている。山鉾行事は「動く美術館」ともいわれる。登録が実現すれば、国内では初めての祭事の登録で、名実ともに世界に誇る祭りとなる。
世界無形文化遺産は、2006年に発効した「無形文化遺産の保護に関する条約」に基づく。対象となるのは、芸能や社会的慣習、儀式、祭礼行事など。文化庁によると、ユネスコに設置した政府間委員会などで選考の基準や条件を協議中で、いつ登録作業が始まるのかは分からないという。
条約に先立ち、ユネスコが2001年から05年まで隔年で「人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言」のリストを発表し、国内では能楽と人形浄瑠璃文楽、歌舞伎が登録された。リストは世界無形文化遺産に組み込まれる予定で、祇園祭は以後の新規登録を目指す。
山鉾連合会は歴史資料や映像資料の整理、収集を進めており、今年は動画と画像資料を集めるため、各山鉾に撮影担当者を多数派遣している。
連合会の深見茂理事長は「あらゆる機会をとらえて祭りのステータスを上げていきたいと考えており、世界無形文化遺産への登録は4年前から山鉾町に協力を呼び掛けていた。どのような形での申請になるか分からないが、連合会として働き掛けたい」と話している。
祇園祭の山鉾に関係する行事は、国内では国の重要無形民俗文化財の指定を受けている。
(文.写真共 京都新聞7/5より)
祇園祭が世界無形文化遺産登録を目指しているそうです。
今更ユネスコさんの御墨付きも要らないと思いますが…。
晴れて認定の暁にはこんなメリットがあるようです。
① 観光資源としてその存在が世界に認知される。
⇒もう遍く認知されているのでいいんじゃないでしょうか。
② 世界中から観光客が訪れる。
⇒もう十二分にお越し頂いています。
③ 文化遺産として手厚く保護される。
⇒京都市の行政は当てになりません。
うーん…。