●家の近所 夏
嵐山夏の風物詩も始まりとの事。
大堰の鮎は古の頃より宮廷人御用達でした。
夏の風物詩、嵐山の鵜飼が1日夜、京都市の渡月橋上流の大堰川で始まった。夕闇が迫る水面にかがり火が映える中、鵜匠の手綱に操られた鵜が水しぶきを上げて小魚を追う姿を、観光客らが楽しんだ。
鵜飼は、嵐山通船と嵐山保勝会が主催。大堰川左岸で神事が営まれ、鵜船のかがり火が点火されると、直前まで降っていた小雨も上がり、夕闇に周囲の山並みや渡月橋がほのかに浮かんだ。
鵜匠は河原弘さん(52)と藤田正次さん(67)。黒い装束と烏帽子(えぼし)、腰みの姿で、6羽ずつの鵜を手綱に結んで船に乗り込んだ。
かじ取り役が、船の側面をリズムよくたたきながら、「それ行け」「ほら来た」と威勢よく追い立てると、鵜は競うように水中に潜り、アユなどの小魚を捕らえた。
11艘(そう)の屋形船に乗り込んだ観光客からは、盛んな拍手が送られた。鵜飼は9月15日まで。屋形船は7、8月は午後7時と8時、9月は午後6時半と7時半に出船する。大人1700円、子ども(4-12歳)850円。
(文.写真共 京都新聞7/2より)
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