●家の近所
椎名と里子が逢引に使った旅館のモデルとなった所処です。
(渡辺淳一「化粧」参照)
経営そのものは順調だったと伺っているのですが…。
此処も多分東京の経営プランニング会社が買い取りそうな気がします。
唯、「さくら」と「もみじ」の行末を案じて止みません。
京都市内有数の景勝地・嵐山の老舗旅館「嵐山温泉・嵐峡館」(西京区)が、存廃の岐路に立たされている。昨年末の経営者の急逝をきっかけに休業してから5カ月が経過、保津川沿いの風光明美な場所に立地する老舗旅館の今後に観光関連業者らが強い関心を寄せている。
■経営者急逝で休業5カ月 「再開前提」秋に結論
嵐峡館は、明治時代に創業した。渡月橋から約1キロ上流の保津川沿いに約30室の本館を構えるほか、同橋付近に別館があり、宿泊者の送迎船も運航していた。
同旅館によると、5代目の中路剛社長が昨年12月下旬に急逝。長女が社長を引き継ぎ、今後の対応を検討していたが、経営の大部分を中路さんが担っていたため、そのまま営業を継続するのは難しいと判断し、今年2月末から休業している、という。
本館一帯は、保津川と周囲の山並みが生み出す嵐山独特の景観の一角を占めるだけに、地元の商店主らも旅館の対応に注目している。近くの飲食店主(47)は「景勝地である嵐山のイメージにも影響する場所なので、今後のことは慎重に決めてほしい」と話す。
中路藍社長は、今後の方針について「施設が古い本館は大きな改修も必要な状況で、現在、再開を前提にした検討を重ねており、今秋をめどに結論を出したい」としている。
(文.写真共 京都新聞8/11より)