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2007.08.17

●真夏の火日 2

嵐山の灯籠流し。昨夜、送り火と並行して行われました。

只、周辺がごちゃごちゃ明るすぎるのが難点…。

「灯」を引き立たせるには「闇」の存在が不可欠です。
むべ「幻想的」という点では、広沢池の灯籠流しが宜しく。

P2007081600190幻想的な光、水面彩る 右京で「嵐山灯ろう流し」

幻想的な光が水面を彩る「嵐山灯ろう流し」が16日夜、京都市右京区の渡月橋下流の桂川で行われ、大勢の観光客や市民がお盆の風情を満喫した。

精霊送りに合わせて、戦没者や水難の犠牲者も慰霊しようと、嵯峨、嵐山、広沢地域の住民でつくる嵯峨仏徒連盟が1949年から行っている。
日が沈み、涼風がそよぎ出した午後6時半、鉦(かね)の音に合わせて地元の女性がご詠歌を唱えた。僧侶の読経と拍子木を合図に、住民たちが先祖の戒名などを記した約7000個の灯ろうを流した。
ゆっくりと流れ出した灯ろうは、川風を受けてスピードを上げたり、上流に押し戻されたりしながらも、やがて肩を寄せ合うように連なって下流に流れ着いた。

渡月橋や川沿いからは大文字や鳥居形の送り火も見え、訪れた人たちはゆく夏を惜しんでいた。

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