●家の近所 「やくやもしほの…」
真偽の程は兎も角、嵯峨小倉山は定家撰 『小倉山荘色紙和歌(所謂百人一首)』
由来の地です。
そんな所以からして全く的外れな企画では無いので、宜しいんじゃないのでしょうか。
今春竣工した「時雨殿」と上手く連動すればソコソコ盛り上がるかも知れません。
三賀日に競技歌留多会、八月二十日に歌会でもやれば面白いでしょう。
で、歌碑の設置場所なのですが…。
長神の杜は嵯峨野巡りのライン上、何の問題も有りません。
(新規観光施設としては珍しく佳良なネーミング。「長神」はこの辺りの旧地名です)
石碑の多くが建つ亀山公園は観光ルートのやや外れですが、此処は景色も立地も良く、また「時雨殿」の近くなので努力次第にて何とでもなるでしょう。
(お盆帰京の折、公園内で幾つか歌碑を目にしましたが、文字通り流「石」でした)
問題は嵐山東公園。「グラウンドと芝生以外、何ーんにも無い」観光番外地。
休憩する処はおろか、御手洗、自販機を探すのも一苦労です。
此処だけ、もう一寸考えた方が良かったのでは…と。
百人一首の道“開通”
嵐山・嵯峨 歌碑100基の設置完了
京都の嵐山・嵯峨地区を小倉百人一首のテーマパークにする小倉百人一首文化財団と京都商工会議所のプロジェクトで、小倉百人一首を刻んだ歌碑100基の設置がこのほど完了した。今秋に記念式典を催すとともに、歌碑横に設ける携帯電話用二次元コードから接続できるインターネット専用解説サイトを開設する。歌碑めぐりツアーなどを企画し、観光振興や新しい平安文化の発信などにつなげる。
同プロジェクトは、京商創立120周年記念事業の一環で2002年に始めた。歌碑建立費は6月までに、企業や団体、個人から寄付を受けた。1月に着工し、亀山公園に49基、嵐山東公園に21基、長神の杜に19基など5カ所に分けて設置した。石に歌と歌人名を彫る作業は8月中に終わる見通し。
大きさは高さ1・5メートル、幅2メートル程度が中心で、京都貴船石や甲州鞍馬石などの高級国産石を使って周辺の自然環境と調和させた。散策コース沿いなど観光客が見やすい場所に点在している。
(文.写真共 京都新聞8/21より)
因みに写真歌碑は「いまひとたびの あふこともがな」だと思います。
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