« September 2007 | Main | November 2007 »

2007.10.31

●「古本まつり」知恩寺

京の三大古本市、「秋の知恩寺古本まつり 」が始まりました。
勧業館、下鴨糺の森と比べ規模はやや小さめですが、仏寺境内での催しはまた違った趣があります。

P2007103100154「古本まつり」始まる 左京・知恩寺

「秋の古本まつり」が31日、京都市左京区の百万遍知恩寺で始まった=写真。「読書の秋」にふさわしく初日から大勢の人が文学や歴史、美術など多種の古本や文庫本、雑誌の中から、お気に入りの品を探した。


古書店主らでつくる京都古書研究会が主催。11月4日までチャリティーオークションなどの催しや、同会の発足30周年を記念した落語会(2日)、能(三、4日)が行われる。  
この日は同寺本殿で古本供養が営まれた後、即売を開始。18店が約30万冊の古書を境内に並べた。訪れた人たちはページをめくったり、店主に尋ねたりしながら品定めしていた。
(文.写真共 京都新聞10/31より)

|

●室礼 「鳴くや霜夜のさ筵に」

昨日記事の続きにて。
嵯峨御所迄、秋の室礼に欠かせない方を参向仕りました。

遷都早期、約千百年前から離宮にてお住まいおあそばす由緒正しき御血筋の方、無理を言って東下御願い致した次第です。

1030_002嵯峨に始まり後嵯峨、亀山、後宇多…。
古より音に聞く管弦の名手にて、歴代帝もその音色を深く寵愛されておられました。

暫くは幣亭のBGMを奏でて戴く予定。です。



鄙の別れ あずまの国て 聴こゆるは 都恋しと 啼く蟋蟀 (愚主愚首にて)

|

2007.10.30

●日帰り強行軍 「旧嵯峨御所」

日曜日、眠たい眼を擦りつつ日帰りにて帰京してきました。
幣亭「秋の室礼」に欠かせない「あるもの」を戴きに行く為です。

但し、お店で売っているものでもなければ井戸で汲めるものでもありません。
運が悪かったり育ちが遅かったりすると文字通り「徒労」、往復の新幹線代も無駄になりかねません。

入手先は勝手知ったる地元、且つ平安朝最古の遺構にて。
京都駅から山陰線へと乗り換え勇躍一路、目指すは「旧嵯峨御所.大沢池」也。
  
  Erz_013_2

此処大覚寺は嵯峨天皇の仙洞として拵えられた離宮跡。後に真言寺院となり法号を変えるも、鎌倉期には三代に亘り嵯峨御所として執政の場となり、室町期には南北朝統一の儀が行われた由緒正しき門跡です。

そんな所以を持つ大沢池は平安初期以来の寝殿造.池泉周遊式庭園、雪月花全てを兼揃えた景勝の地として王朝貴族に愛されてきました。
今日となっては嵯峨御所の面影を残す堂宇は皆無なものの、大宮人に数多詠われた大沢池は悠然として静寂。昔日の佇まいを残しています。

と云う訳にて、大沢池周辺にてその「あるもの」を捜索、無事入手出来ました。


詳細はまた後日…。

|

2007.10.29

●梨木さん 

うちの水源地にてライフライン、梨木さんの催しです。

P2007102800078礼法のっとり、大人へ第一歩 上京・梨木神社「袴着の祝い」

鎌倉時代から伝わる七五三の儀式「袴着(はかまぎ)の祝い」と「帯直し式」が28日、京都市上京区の梨木神社で行われた。あどけない子どもたちが厳かな小笠原流礼法にのっとってはかまや帯を着せてもらい、大人への第一歩を踏み出した。

小笠原流の小笠原清忠宗家によると、七五三は本来、大人と同じはかまや帯を1人で着られるようになる節目の儀式。小笠原流は正しい文化を伝えるため、毎年、門弟の子どもたちを対象に梨木神社で催している。
儀式では、男の子は男としての自覚を持つため、武士が戦場の陣取りなどを学んだ碁盤の上ではかまを着せてもらった。女の子は敷き紙の上でへこ帯から亀甲文様など縁起の良い帯に着せ替えてもらい、後見人役の門弟から「世のため人のため健康に活躍してください」と声を掛けられた

(文.写真共 京都新聞10/29より)

|

2007.10.28

●都紅葉名所図会

前述記事の続編にて。
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/10/post_daa0.html

比較的空いている(と思われる)ミヤコ観楓勝地を挙げてみます。

・清滝~高雄間 東海道自然遊歩道
 超有名紅葉スポット、「清滝」と「神護寺」を繋ぐ四キロ強のハイキングコース。
 然しその道程は山あり谷あり岩あり梯あり、自販機売店何にも無し。
 普段着では歯が立ちませんので御留意を。
 詳細はグーグル様にでも聞いてみて下さい。

・雲母坂の防砂堰辺り 
 音羽川横の林道を川沿いに歩き、雲母橋を渡った所処にある広っぱ。
 通称「砂防学習ゾーン」、幾つかのダムと林間公園、遊歩道から成ります。
 尤も公園と言っても単なる空き地、近所の方のピクニックエリアの呈。
 此処も人大杉の紅葉名所、「修学院離宮」と「曼殊院」の狭間です。
 詳細はグーグル様にでも聞いてみて下さい。

気が向けば続編更新します。

|

2007.10.27

●ミヤコ「紅葉情報」

ミヤコの峰葉も少しづつ彩付く季節になりました。
紅葉遊山にて上洛の方々は参考にどうぞ。

京都府観光連盟ホームページはコチラ。↓
http://www.kyoto-kankou.or.jp/

「紅葉だより」情報提供開始  京都府観光連盟

京都府観光連盟は25日、府内各地の紅葉の進み具合を知らせる「紅葉だより」の情報提供を開始した。一般向けは26日から。見ごろが終わる12月上旬まで、101カ所の状況を伝える。

紅葉だよりの提供は毎秋実施している。今年は、対象地に京都市内の渉成園と北野天満宮の2カ所を追加したほか、京丹後市内の峰山城跡を乙女神社周辺に変更した。
提供情報は、各地の紅葉状況を「色づき初め」から「盛りすぎ」までの6段階に分け、週1回更新する。旅行会社や交通機関などには定期的に伝える。

一般向けは府観光連盟ホームページに掲載するほか、京都駅ビル(下京区)の府観光情報センターや市観光案内所などに掲示。ファクスサービスも行う。問い合わせは同連盟TEL075(371)2226へ。
(文.写真共京都新聞10/25より)

|

2007.10.26

●丹波松茸

Top_r3_c1収穫遅延→不作→品薄→価格高騰…。
所謂「悪のスパイラル」を辿っています。
因みに赤坂松葉では三本(小)で5~7万円程で小売りされている、との事。

丹波産マツタケ、昨年比1割高 
京都市中央市場 入荷量少なく


京都市中央卸売市場(下京区)によると、京都・丹波産のマツタケは例年の2週間遅れの22日から入荷が始まった。1日の入荷量は50キロほどで23日の卸売価格は平均的な品質で1キロ6万3000円と昨年に比べ1割ほど高いという。  同業務課は「11月には入荷が終わるので、今年の入荷量はかなり少なくなる」とみている。
(文.写真共京都新聞10/25より)


関連記事は下記参照にて。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/10/post_8039.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/09/post_cdf1.html

|

●新着情報 from KYOTO

基本的にお酒絡みのオハナシはあまりやらないのですが、偶に例外をも。
本サイトの趣旨的に、これ位はまぁ宜しいんじゃないかと…。

昨日地元よりウヰスキーが届きました。
毎秋ミヤコにて販売されている、恒例「キョートボトル」です。
因みに2004年よりローズバンク、クライヌリシュ、スプリングバンクとリリースされており、今年は下記二蒸留所の発売となりました。

1005_005   1005_013 1005_011_2

左より 「kyoto bottle  BOWMORE」 92/07 14y  56.3%
     「kyoto bottle  STRATHISRA」 89/07 18y  55.3%

最右は先日とある所処より頂戴した
     「山崎オーナーズカスク 京都ホテルオークラ」使用にて。

|

2007.10.25

●怪我の功名…?

実は薄々気付いていた事なのですが…。

事の契機は今夏の鎖骨骨折事故。今となっては昔話の感さへありますが手術後二ヶ月が経過し、日常生活には概ね支障無き迄に回復致しました。

但しその期間、振りモノ(所謂シェイカーオペレーション)に関しては骨折仕様の変則技法を余儀無くされ、先週頃より漸く以前の手筋に戻した次第です。

然し二ヶ月もの間、極力左上腕部に負担を掛けずにオペレーションを行い続けていると「変なクセ」が否応無く身体に染み付くものでして、結果空いた時間でシャカシャカと職業的復帰訓練(=リハビリ)をする羽目になる訳です。

で、リハビリも略完了、完全復帰の念押しも兼ねて「一応何かスタンダードモノを二つ三つ試作してみようか。」という按配になる訳ですが…。

「紐育の一区」「早めのチャンドラー」「赤毛のロビンフッド」「エドワード七世王妃」等々、幾つか試作してみるもどーもオカシイと云うかヘンと云うか…。
尤も手筋にもブレは無く、出来上がりもそう悪くはありません。正確に云うと「オカシクてヘン」なのは舌なのです。

そう、「味覚が変わっている」のです。

正確は「嗜好(好みの味)が変わってきている」と云うべきなのでしょうか。(勿論全部が全部そうな訳では無いのですが…)

「基本的には」ですが、作りモノなんてものは、自分の好みの味の最大公倍数目指して作っていくものだと思っています。それが此処二年程精進を怠り、ろくすっぽに己が制作物をフルに試飲しなかったツケが廻ってきた、と云う事でしょう。

果してこれを「怪我の功名」と云うべきや否や…。

兎も角、上記事由にて只今「コクテール」調合、全て「総洗い浚い」中です。

|

2007.10.24

●十三夜

1005_002昨宵は「後の観月」にて。

所謂「十三夜」、先例を遡れば宇多.醍醐以来の由緒正しき慣わしです。

と云う訳にて開店時間を三十分程遅らせ、少し許りのお月見を是一興。
帰宅往来の慌しい雑踏の中、清水谷辺りにて紫煙一服、秋の風趣を楽しんでまいりました。
左は弁慶橋辺りより一写。 

「十三夜に曇り無し」の口碑、今年も嘘はありませんでした。

|

●「偽電気ブラン」出来ました

前出記事の続きです。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/10/post_07de.html

酒精   32.0パァセント

用途     飲料用アルコール
     (冷蔵シテ服飲スルノガ望マシイ)

主原料 ブランデー(ジャンフィーユ セプドール)
      ジン(エキュベル)
     
副原料 ハニー.各種ハーブ
      グランマニエ
      カルパノ プントイメス
      サトネイ ペシェ
      ゴードン スロージン
      エキュベル バナーヌ
      その他諸々…

次ロットはもう少し酒精を上げてみようと思ってます。
李白翁と弁天さんが盗みにこないか心配です…。

|

2007.10.23

●「時代祭」 二題

昨日二十二日晴天の中、時代祭が執り行われました。

今年より尊氏さんも加わる事が出来、まぁ善かった善かった、と。
只、ミヤコ由縁の祭事行列と云う趣旨で在るならば、「日の本国王」義満さんも参加させてあげましょう。
尤も彼は華奢好みにて、予算の程が厳しそうですが…。

P2007102100081「室町」参列、都大路に華  時代祭 秋彩る

京都三大祭りの一つ時代祭が22日、京都市内で催された。1895(明治28)年に始まって以来、空白だった「室町時代列」が新設され、室町の華やかな衣装や音楽が、京都に都が置かれた1100年の風俗を再現する歴史絵巻の行列に華を添えた。

午前9時、平安神宮の祭神を乗せた2基の鳳輦(ほうれん)が、平安神宮(左京区)を京都御所(上京区)に向かった。時代行列には市民2000人が参加し、正午、先頭の「維新勤王隊列」から、平安京に向かう桓武天皇を警護した最後尾の「弓箭(きゅうせん)組列」の順に建礼門前を出発、烏丸通や御池通を通って平安神宮に向かった。
室町時代列の幕府執政列と洛中風俗列の約70人には、熱い視線が注がれた。金襴(きんらん)の衣をまとった馬上の足利将軍をはじめ、軽やかな音楽と風流踊りに、沿道の人たちから拍手が起きた。

時代祭は平安京遷都1100年を記念して始まり、103回目。室町幕府を開いた足利尊氏が「逆賊」と見なされ、室町時代は除外されていた。京都府警によると、沿道では正午現在、1万3000人が見守った。

P2007102200060_2「やっと全時代」足利将軍堂々と  時代祭、室町列新設

金襴(らん)の衣装をまとった馬上の足利将軍や室町時代に流行した風流踊りを再現する町衆。22日にあった時代祭で、鮮やかな紫色の室町の時代名旗が京都御苑(京都市上京区)で初めて揺らめいた。「やっと時代祭と胸を張って言える」。室町幕府の初代将軍・足利尊氏が「逆賊」とされ、祭りが始まって以来、空白だった時代を埋めようと尽力した人たちは感慨を深めた。

朱色の傘を先頭にした洛中風俗列が、京都御苑の玉砂利を踏みしめて進んだ。鉦(かね)と太鼓、笛の音に合わせ、時折、行列の棒振りの男性が長い棒を持って踊り、「サンヤレ、サンヤーレ」と、のどかな掛け声が入った。6月から練習を積んできた深草室町風俗列保存会(伏見区)の前田哲男会長(41)は先頭で列を指揮した。「室町列の登場は初めてのこと。歴史の1ページ」と誇った。
「いつの日か室町時代行列を実現する。考証委員に就く条件です」。1989年、京都大名誉教授の上田正昭さん(80)が、平安神宮の故三條實春宮司(当時)に伝えた。「能に狂言、茶道、華道、名建築に庭園…。源流の室町時代を抜きにして京都の文化は語れない」。そんな思いが強かった。

しかし、行列の新設には心配の種があった。明治末期に「逆賊」とされた尊氏が開いた室町幕府の行列に抵抗感はないか。装束の高額な資金をどうするか。
平安神宮の九條道弘宮司(73)は「時代祭は祭神の桓武天皇と孝明天皇に、今の京都をご覧いただくのが本旨で、行列は両天皇のお供。お供に足利氏がいるのはおかしい」と語る。一方、「各時代の風俗を展覧するという意味では、室町行列があって不思議ではない」と否定はしなかった。
難関は資金集めだった。当初予定していた2005年の新設には間に合わなかった。幕府執政列の予算は約7000万円のみ。足利将軍には甲冑がなく、家来が持つ箱に入れているという設定にした。値が張る甲冑(かっちゅう)を武将すべてにあてがうことができなかったからだ。取りあえず「軽武装」の将軍が歩くことになった。

足利将軍を務めた農業澤田幸和さん(57)=右京区=は「将軍に失礼のないようにしたい」と話し、烏帽子(えぼし)に豪華な衣装をまとって堂々と都大路を進んだ。
(文.写真共京都新聞10/22より)

|

2007.10.22

●観楓の砌

北海道.東北では山に谷に紅葉ば彩り、早くも紅葉真っ盛りとの事。
紅葉、黄葉、橙葉…、愈々観楓の砌本番となってまいりました。

で、幣亭でもそういった時節柄、必然的に「ミヤコ紅葉」の話題も増えつつある今日此の頃。例年の如くこういった質問をよくされる様になりました。

・「今年の京都紅葉の観頃は何時位ですか?」
・「お勧めの紅葉スポットは?」
・「地元の人しか知らない隠れた紅葉名所は?」

問一と問ニに就いては、ヤフーの「紅葉特集」やJR東海の「そうだ 京都いこう」等情報サイトを観て戴いた方が手っ取り早いと思いますが、一応一諫言迄。

ミヤコの紅葉時期に就いてですが、京都の紅葉シーズンは桜と同様に時差が結構あるものでして、洛中洛外範囲を拡げれば三週間程は楽しめます。
因みに今年の見頃は昨年より一週間程前倒しな様子です。

次に紅葉観所処に就いてですが、別段人口に膾炙した場所で構わないと思います。
京都自体が紅葉名所の集合体、何せ衛星カメラの映像で観てもミヤコ周辺だけが紅く色付いている程ですから。(勿論ウソです)
寧ろ「所処」よりも「時間」の方が要諦かと。

扨、問三に就いてですが…。
この季節は各情報誌が挙って京都特集を乱発。情報量も凄まじい事ながらその内容自体も年々コアなものになっており、下手をすると市井民ですら知らないモノ、知らないトコロですら「知る人ぞ知る」のお題目と共に掲載されています。
更には国内国外を不問ず、遼遠地の詳細な情報がキーボード一つ叩けば手に入る昨今、地元の人しか知らない秘密の名所……。
最早そんな所処は「ありません」

まぁ、こんな事を言ってしまうと実も蓋もありません。
と云う訳で後日、来訪者が少なく且つ個人的オキニの場所を挙げることにしてみます。

|

2007.10.21

●家の近所 秋

野々宮と大堰にて、歴代斎皇女が禊をされた故事に因んでの祭事です。
尤も私が東下してから始まった催しなので、観た事は有りませんが…。

P2007102100081「斎宮行列」華やか
嵯峨・嵐山、観光客ら魅了

朝廷が皇女を斎宮として伊勢神宮(三重県伊勢市)に送った故事にちなむ「斎宮行列」が21日、京都市の嵯峨・嵐山地区であった。行列のヒロイン「斎宮代」の輿(こし)を中心にした約130人の行列が観光客を楽しませた。

斎宮は、天皇に代わって伊勢神宮に仕える皇女のこと。飛鳥時代から南北朝時代まで約660年間、皇女を派遣する制度が続いた。斎宮が京都を出発する前に、野宮神社(右京区嵯峨野宮町)周辺で身を清めたという。行列は、地元の嵐山と嵯峨の両商店街などが、同神社の例祭に続いて毎年催している。今年で9回目。  
正午に野宮神社を出発した行列は、JR嵯峨嵐山駅周辺を回ったり渡月橋を往復するなど2時間かけて地域を練った。最後に、斎宮代役の池坊短大1年、千葉素美さん(19)=右京区=が、桂川に手をしたす禊(みそ)ぎの儀式を行った。

(文.写真共 京都新聞10/20より)

|

2007.10.20

●家の近所 「やくやもしほの…」其の弐

昨日雨下の中、百首歌碑完成の記念式典が行われたようです。
この件に就いては過去ログ参照の事。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/08/post_8121.html

P2007101900159小倉百人一首の歌碑が完成
雨の嵐山で記念式典

京都の嵯峨・嵐山で京都商工会議所と小倉百人一首文化財団が進めていた百人一首の歌碑100基の設置が完了し、19日に京都市右京区の府立嵐山公園で完成記念式典が開かれた。雨のなか、招待客らが歌碑を見学し、和歌の世界に親しんだ。

歌碑は京商創立120周年記念事業の一環で建立された。京都を中心とした企業や団体、個人らが資金を寄付。著名な書家の手による和歌の揮ごうを自然石に刻み、嵐山公園や野々宮地区など4カ所に配置した。
式典には建立に協力した寄付者や書家ら約200人が参加した。京商の立石義雄会頭が「百人一首の世界に思いをはせ、体験できる場所として定着することを願う」とあいさつした。前京商会頭の村田純一・小倉百人一首文化財団理事長や京都府の山田啓二知事、京都市の上原任副市長らと並んでテープカットした。

続く見学会では、招待客が歌碑に刻まれた和歌を口ずさんだり、携帯電話で百人一首の専用サイトを閲覧しながら、秋の深まりを見せる嵯峨・嵐山の風情を楽しんだ。
(文.写真共京都新聞10/19より)

|

2007.10.19

●書架彼是 14

「毛深い子、生まれました」

森見登美彦氏、六冊目の作品(五男一女)です。

愉快で奇天烈、阿呆にて莫迦〃しくも微笑ましい森見ワールドは健在。
摩訶不思議なマジックリアリズム全開の逸冊。

人口に膾炙した作品にて数多論評ありますので、例によって以下のキーワードを作品解説に代えておきます。

『赤玉ポートワイン』『コーポ桝形『朱硝子』『赤割り』『魔王杉』『偽右衛門』
『くたばれ』『黒服の王子』『偽叡山電車』『六道珍皇寺の井戸』『捲土重来』
『金曜倶楽部部』 『狸鍋』『阿呆の血』『薬師坊の奥座敷』『風神雷神の扇』
『食べちゃいたいほど好きだもの』『天狗煙草』『弁天さんの途中退場』
『天狗風』偽如意ケ嶽事件』『へそ石様』『仙酔楼』『鈴木聡美』『天佑神助』 
『偽電気ブラン工場』『夷川親衛隊』『面白きことは良きことなり!』
『偽寺町通』『詭弁上等!御意見無用!』『一切の高望みを捨てよ』

今作中に「張りまくり」の伏線が今後どのように展開されていくのかも楽しみです。

関連過去ログは下記参照の事。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/10/post_07de.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/08/post_44b4.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/07/post_f0ad.html

因みに森見氏のウェブログはコチラ。↓
http://d.hatena.ne.jp/Tomio/

31956923_2有頂天家族
  幻冬舎(2007)


  森見登美彦著

|

2007.10.18

●地下鉄東西線のこと

愈々と云うかやっとと云うか…。
京都市地下鉄東西線が、来春に右京区迄路線延伸することになります。

先週10月12日に開業十周年を迎えた東西線ですが、当時は醍醐~二条間のみでの運行でした。その後2004年に六地蔵~醍醐間が路線拡張、そして今回太秦天神川駅(蚕ノ社)への延伸となる次第です。

これ迄東西線は、どちらかと云うと「山科、滋賀方面から洛中への足」といった印象の路線でした。しかし路線拡張により、蚕ノ社以東の嵐電路線住民の方は乗り換え無しで烏丸.河原町へ出られるので便利になると思われます。
但し蚕ノ社以西住民にとってはどちらにせよ一度乗り換えなくてはなりません。
嵐電最寄り駅→太秦天神川駅にて地下鉄に乗り換えか、嵐電最寄り駅→四条大宮にて阪急乗り換えかの違いです。
運行速度は新路線(前者)の方が早いでしょうが、定期券価格は従来路線(後者)が安いと思われます。

にしても、ある程度の利便性向上は見込めるので有難いことにて。
詳細及び路線図は下記参照宜しくです。

Metromap_200502_2二条-太秦天神川間、1月16日開業
京都市の地下鉄東西線

京都市は17日、延伸工事を進めている地下鉄東西線二条-太秦天神川間(2・4キロ)を来年1月16日に開業する、と発表した。市中心部の烏丸御池駅と太秦天神川駅を約8分で結ぶ。このほか、京阪京津線の乗り入れ延長や来春の同駅近くの嵐電新駅完成もあり、市中西部の交通利便性が大幅に向上する。

同区間は2001年5月に鉄道事業免許を取得し、翌02年11月から着工。当初、来春の開業を予定していたが、工事の工夫で約2カ月早く完成する。太秦天神川駅と区間のほぼ中間に西大路御池駅を新設、それぞれ4カ所の出入り口を整備する。総事業費は525億円。
開業によって、東西線の六地蔵駅-太秦天神川駅間(17・5キロ)は約35分で結ばれる。京阪京津線は、これまで大津市の浜大津駅から京都市役所前駅まで乗り入れていたが、これが太秦天神川駅まで延びる。このほか、嵐電新駅との連結で観光地の嵐山とのアクセス向上も図る。

市は来年1月15日、延伸開業を祝う式典を行う予定にしている。
(文.京都新聞10/18より 路線図は京都市交通局HPより借載)

|

2007.10.17

●「秋」先斗町

秋の花街舞踊公演第四段、今日より「水明会」です。

嘗て「鴨川をどり」が春秋二回公演だった頃、この時期は「秋の鴨川をどり」が催されていましたが、平成十年より「をどり」が春に一括、今日のような季節割りとなりました。

P2007101600068あでやかに華競う「水明会」 先斗町「大ざらえ」

先斗町歌舞会の舞踊公演「水明会」(17―20日)を前に、けいこの総仕上げ「大ざらえ」が16日午前、京都市中京区の先斗町歌舞練場であり、芸妓たちが優美な踊りを披露した。
水明会は1930年に始まった伝統の舞踊会。かつては一定水準以上の技芸を持つ芸妓だけが舞台に立つことができた。今も舞妓の出番はなく、今年も所属する36人の芸妓だけが華を競う。

大ざらえは、本番同様に常磐津「千代の友鶴」で幕開け。秋に鳴く虫を題材に趣向を新たにした長唄「秋の色種(いろくさ)」、吉原の春の風物を東海道五十三次に見立てた華やかな清元「道中双六(すごろく)」、喜撰(きせん)法師が独り寝の楽しみを歌う荻江「喜撰」、男女4人立ちで粋に演じる長唄「俄獅子(にわかじし)」を芸妓たちが順に踊り、花街の粋をあでやかに見せた。
公演は連日午後4時開演。有料。先斗町歌舞会TEL075(221)2025。
(文.写真共 京都新聞10/16より)

|

2007.10.16

●「偽電気ブラン」

幣亭では先週末より、「偽電気ブラン」を醸拵しています。

試行錯誤の上に調合がやっとこさ終了、現在甕で熟成中。
月末頃には仕上がる予定にて、亦追って御報告致しまする。

因みに「偽電気ブラン」とは遡る事大正時代、京都中央電話局職員の甘井氏が偶然に発明し、現在では平安神宮は西、京都夷川発電所近辺にて夷川(狸)一族が醸成している「この世のものとは思えない程」の甘美なリキュール酒の事です。
仔細に就いては、森見登美彦氏の「夜は短し歩けよ乙女」「有頂天家族」等を閲読して下さい。

最新ログ「偽電気ブラン工場」現場はコチラ。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2008/05/post_8cef.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2008/05/post_095c.html
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2008/05/post_7ddc.html

電気ブラン(本家本元)に就いては下記参照の事。↓
http://www.kamiya-bar.com/02.html

|

2007.10.14

●確認事項 土曜日に就いて…

えー、何時もお世話になっております幣亭酒司です。
本日は幣亭営業時間の確認なぞを…

うちの営業開始は夕刻六時からに成増。
暖簾出しの時間に就いては平日も土曜日も変更ありません。
台風の日でも内閣総辞職の日でも変更ありません。
尤も、山手線や丸の内線が事故の際には開店時刻が遅れるかも知れません。

で、営業終了に就いてなのですが…。
暖簾仕舞いの時刻は平日が深更三時頃迄です。
誰も居ないと二時半頃にカンバンと成増。

但し土曜日に就いては零時にて暖簾仕舞いと成増ので御留意下さい。
あと土曜日に就いては不定期にズル休みをしていますので御留意下さい。

此処最近の土曜日にて、丙夜時分の御来訪が急増しているものでして、
一応、再確認を兼ねての連絡事項、でした。

|

2007.10.12

●来月の定休日 【霜月】

  • 11月  3日(土)  祝定休日
  • 11月  4日日)  定休日
  • 11月11日(日)  祝定休日
  • 11月18日日)  定休日
  • 11月23日(金)  祝定休日
  • 11月24日(土)  ズル休み
  • 11月25日日)  定休日

   以上です。宜しくお願い致します。

|

2007.10.11

●松山より…

昨日、正岡子規所由の地より御客様が御越しになりました。

昔話を壱つ…。
私が中野の地にてバー成るものを立ち上げた十年程前の往時、お客さんの一人に、バーテンダーを志すウヰスキー好きな青年がいました。

彼はやがて地元に戻り初一念、宿望果たしヤクザな仕事に就いたと聞いていましたが如何せん風の噂、詳細は知る由もありません。

そして月日は経過していきました。


或る日赤坂幣亭にとあるお客さんがお見えになりました。
地元松山のバーマンの紹介との事。
嬉しいような、痒ばゆいような…。

と云う訳にて、
私信 ヒラオカくん、元気でやってますか。

|

2007.10.10

●「秋」宮川町 

秋の花街舞踊公演第三段、明日より「みずゑ會」です。

P2007100900064復活「手打唄」はんなりと
宮川町の秋公演 みずゑ会 大ざらえ


京都五花街の一つ、宮川町歌舞会(京都市東山区)の秋の公演「みずゑ会」(11-14日)を前に、けいこの総仕上げ「大ざらえ」が9日、宮川町歌舞練場で始まった。今年は上方唄「手打(てうち)唄・梅の小袖」を25年ぶりに上演するとあって、芸舞妓たちが念入りに所作を確かめた。
「手打唄」は上方舞の楳茂都(うめもと)流三代目家元・陸平さんが宮川町だけに伝承した。通称「大阪締め」と呼ばれる独特の手打ちが入り、祝い席などで披露された。しかし、85年に陸平さんが亡くなると途絶えた。
今年、昔の公演のビデオが見つかり音楽や舞を現代風にアレンジして再構成。昨年35年ぶりに復活した「みずゑ会」で上演することにした。

大ざらえは、舞妓9人による「手打唄」で始まり、「打ちましょも一つせ」の歌詞とともに、はんなりとした群舞を見せた。続いて、清元「玉兎(うさぎ)」や長唄「臥猫(ふしねこ)」などを次々と演じ、踊りの師匠らが細かく注意した。
公演は連日午後4時開演。芸舞妓57人が日替わりで出演する。宮川町歌舞会Tel:075(561)1151。
(文.写真共 京都新聞10/9より)

|

2007.10.09

●書架彼是 13

「丸竹夷ニ押御池~、姉三六角蛸ワイド(KBS京都)~♪」
御馴染み洛中通り名の童歌。文字通り此等「ミヤコの大路小路」の詳解本です。

幹線道路から観光有名路、家の近所のフツーの路に至る迄、殆ど全ての洛中洛外大路小路を網羅、その数併せて214路。
平安以降の事由沿革から現在の状況迄、図説付きで敷延されています。
但し出版後幾年か経っており、地図上の建物等は幾分か変わっていますが…。

学校への通学路、遊び場だった路地や図子、バイト先への通り道、ジョギングコースに自転車のツールコース、夜遊びしていた歓楽街の通り名…。
其々の「通り」に其々の思い入れや懐かしさがあったりもするものでして、そんな意味でこの書籍の読者対象は「市井民(だった)の人々」なのかも知れません。

それにしても街の路案内だけで二冊の本が出来上がってしまうとは、いやはや流石恐るべしキョート。

387105_2

・京都の大路小路
  小学館 (1994)

・続 京都の大路小路
  小学館 (1995)

  千宗室 森谷尅久 監修  


因みにこの二冊を改.補正し、一冊に纏めたものは下記にて。
但し持ち運びには少々不便ですが…。

681561 ・京都の大路小路(ビジュアル・ワイド版)
  小学館 (2003)

|

2007.10.08

●昨日の夕餉

土曜日の夜に少々飲み過ぎてしまったお陰で昨日の起床は日没寸前。三連休の中日を台無しにしてしまいました…。
「此儘では亦自堕落な休日を過ごしてしまふ…」との危惧を感じ此処から一念発起、「美味しい夕?御飯を作ろう」と想い付いたのでありました。

取敢えず5km程ランニングをして鈍った身体の眼を覚まし、且つ強制的に空腹状態へ。出汁を採りつつ栗の渋皮を剥き、甘酢を作りつつ灰汁抜き等々、のんびりと二時間計りが経過いたしました。。

と云う訳で献立は以下の通り。
 ・知り合いの板前直伝 ミヤコ風出汁巻き卵
 ・同上 秋茗荷と海蘊の甘酢漬
 ・ばぁちゃん直伝 栗御飯
 ・同上 なめことしめじの赤だし

いゃあ、シアワセな夕餉でした。
で、今から一寸飲みに行ってきます。

|

2007.10.07

●清課堂さんの「菓子切り」

・マスターピース その23

0918_012「清課堂」さんモノ第二段。
改めて説明する迄も無い寺町の錫.銀器の老舗、今回は懐紙の必須アイテム「菓子切り」です。

右より「祝竹」「結び」「扇」。
他にも色々なデザインのものが揃っています。
因みに純度は925、スターリングシルバーにて。
うちではカクテルピン代わりにも使ってます。

ホームページはコチラ→ http://www.seikado.jp/

|

2007.10.06

●「ザ・リバー・オリエンタル」の件

どうやらプラン・ドゥ・シーさんは上告を諦め、事業撤退する模様です。
とは云っても、鮒鶴さんが自力にて新たに経営展開するとも思えません。
扨果、今後の成り行きや如何に…。

尚、「ザ・リバー・オリエンタル」関連ログ総まとめは下記にて。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/bamboo-wp1.html

P2007100500095「鮒鶴」改装のレストラン閉店 
経営会社「耐震で不安」


老舗料理旅館「鮒鶴」を改装した鴨川沿いのレストラン兼結婚式場「ザ・リバー・オリエンタル」(京都市下京区)が「耐震強度不足」を理由に7月から休業している問題で、経営会社の「プラン・ドゥ・シー」(東京都)は5日、「利用客、従業員の安全を確保できない」として閉店することを明らかにした。

この問題をめぐっては、建物を借りている同社が、貸主の鮒鶴に補強工事の実施を求める訴訟を京都地裁に起こしたが、地裁は9月に「貸主に修繕義務はない」として請求を棄却している。
京都市内で会見したプラン・ドゥ・シーの野田豊加社長(39)は「上層階に客がたくさん入る結婚式場や宴会場があり、床のたわみもあった。地震の時だけでなく、平時も不安感を払しょくできないと考えた」と閉店の理由を説明した。
地裁判決について、同社は「建物の耐震性能について判断しておらず、不当だ」としているが、控訴はしなかった。2014年までの賃貸借契約については「10月3日付で終了させる」との文書を送った、という。
閉店について、鮒鶴は「判決からも建物の通常使用は問題ない。現行の基準に合わないことを問題にするなら、歴史的な建造物はすべて使えなくなる」と話している。

建物は昭和初期に建てられた城郭造りの木造4階建てで、鮒鶴が所有している。ザ・リバー・オリエンタルは2000年に営業を始め、年間に結婚式約450組、レストラン約11万人の利用があったという。
(文.写真共 京都新聞10/5より)

|

2007.10.05

●うーさぎうさぎ♪何見て跳ねるー♪

昨日、ミヤコよりの使者がお越しになり、御土産を受け取りました。
錦のお豆腐屋さんからの預かり物です。

藤野さんの「豆乳入りとーふ落雁」、通称うさぎちゃん。
滋味溢れるお味も然ることながら、パッケージがまた秀逸でして。
お茶請けのアイテムが一つ増え、有難い限りです。

1005_001_3 1005_003_3

私信 シミズくん、何時もアリガとさんです。

|

2007.10.04

●「秋の古本まつり」

1001_01210月31日~11月4日間、百万遍知恩寺にて恒例「秋の古本まつり」 が開かれます。

夏の下鴨に比べ参加書店は少ないものの、読経と大念珠繰りによる古本供養などが執行われ、また違った風趣があります。

と云う訳で、うちの軒先にも「秋の古本まつり」ポスターが。
尤も游びにて、宣伝効果は皆無でしょうが…。

尚、詳細は京都古書研究会のホームページへ↓
http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/

|

2007.10.02

●お茶に纏わる話

私事に成増が…。
実は未だ人生に於いて「ペットボトルのお茶」というものを買った事がありません。

別に高尚なポリシーなぞ有る訳ぢゃありません。理由は単に、
「お茶はお湯沸かして入れるもん」と云う習慣が定着している事が壱つ。
それと、「お茶をお金出して買うんは勿体無い」と云う貧乏性がも壱つです。

其れは扨置、昨今のペットボトルお茶市場はスゴイ事になっているらしく、ミヤコ茶輔ものは特に人気が高いそうです。
「伊右衛門(福寿園.サントリー)」「お~いお茶 濃い宇治茶(伊藤園.※期間限定)」に引き続き、七月には辻利さん(JT)が参入。そのうちに更なる新規参入があるかもしれません。

で、先週の京都新聞にて「ペットボトルのお茶に纏わる」面白いコラムが掲載されていたので下挙ておきます。

因みに本日の記事打ち込みは、「雁金焙茶.光悦」を啜りつつ、「塩野」羊羹を食しながら、でした。

ペットボトルのお茶 日本文化のDNAを継承し成功
いつの間にか、会議で準備される飲み物といえば、ペッボトルのお茶になった。テレビのニュースで流される政府の会議でも用意されるの、やはりペットボトル。
よく考えると、日本人がぺットボトルからお茶を飲むのは、不思議な光景だ。茶葉を急須に入れて、熱いお湯を注ぎ、湯呑茶わんで飲むのが伝統だ。そんな伝統的な飲料を現代的なパッケージに入れ、何の違和感もなく日本人は飲んでいる。ここでも広告メディアが果たした役割は大きい。

ペットボトルは、ゴミ問題の高まりから、飲料業界が自主規制し、五百ml以下の小型商品を発売しなかった。一九九六年に、自主規制が解徐され、多種多様な商品が発売されるようになった。実は、ペットボトル入リ飲料は十一年の歴史しかなく、猛烈なスピードで普及したのだ。
ちなみに、ペットボトル入り緑茶より早く、缶入り緑茶が一九八五年に世界で初めて登場した。出したのは伊藤園。八九年には、「お~いお茶」をブランド名とし、ペットボトルの販売も始まリ大成功した。続いて、大ヒットしたのが、二〇〇〇年に発売されたキリンの「生茶」で、松嶋菜々子のCMも人気を呼んだ。「お~いお茶」と比較するとお茶が「生」になり、より味わいや性格が具体的になった。


01そして注目すべきは、サントリーが発売した「伊右衛門」だ。京都で一七九〇年創業の老舗・福寿園の当主名がブランドネームになった。より深く、より古く、日本の茶文化を強調するようになったわけだ。
テレビCMでは、本木雅弘が演ずる「伊右衛門」を、宮沢りえが演じる母性的な妻が支える。この構図は単なる思いつきではない。商晶開発する際、市場調査によって、ペットボトル入リ緑茶に対する生活者の深層価値が「大人のほにゅう瓶」であると突き止めていた。緑茶の入ったペットボトルは、成果主義やリストラでギスギスするビジネスマン
にくつろぎと癒やしを与えると考えた。つまり、お母さんからもらった「大人のほにゅう瓶」だった。
さらに企業は工夫を凝らした。「伊右衛門」は、伝統的な高品質のおいしいお茶のイメージをPRしようと、竹筒型の容器を独自開発した。旅や行楽に竹筒のお茶を携帯するのは、日本の伝統文化だ。さまざまなかたちで、日本文化のDNAを継承しだのが成功の秘密だったと思う。

振り返ってみると缶入り緑茶が発売されていた当時、緑茶の消費量が低迷していた。それが、ペットボトルの登場でどこでも目にするようになった。ペットボトルのお茶は、新しい茶文化の展開を促し、日常飲料としての緑茶の復活を果たした。業界にとって、まさに救世主だったのだろう。
しかし、茶文化の将来を考える上で、手放しで喜べない。急須で入れる茶文化の衰退は、いまだに食い止められていない。成功した広告を読み解く限リ、古い文化か新しい文化に置き換わったわけではない。あくまで伝統の上に、新しい商品が支えられているのだ。
(青木貞茂 同志社大教授)

|

●松茸マツタケまつたけ

丹波モノが初入荷しました。
意外と、と申しますか、思ったより値段は高騰しておりません。
とは云いましても価格の暴君振りは相変わらず、其也には至します…。

P2007100200059秋お待たせ 丹波マツタケ、京で初入荷

京都の秋の味覚を代表する丹波産のマツタケが2日、京都市中京区寺町通三条上ルの特産物専門店「とり市老舗」に初入荷した。例年より10日遅れとなったが、店先から漂う香りを買い物客が足を止めて楽しんだ。

この日入荷したのは、50グラムから20グラムの4本で、竹かごに盛られ、まとめて1万5000円で売り出された。丹波産の入荷ピークは今月中旬ごろで、価格は100グラム7000円から1万5000円が見込まれている。
同店によると、入荷が遅れた理由は9月に入っても暑い日が続いたためで「ここ数日で冷え込み雨も降った。やや小ぶりだが、その分引き締まって歯ごたえがよい」という。
(文.写真共 京都新聞10/2より)

|

2007.10.01

●販売速報 07年.秋分版

例によって四半期おきの弊亭「傾向と対策」です。
前回分は七月中旬頃だったと思います。
またまた何の参考にもならないと思いますが…

■最近よく作っているような気がするカクテル(順不同)

  ・ジンフィーズ (前回比→)
  ・ジン&トニック (前回比→) 
  ・ジンリッキー (前回比↑)
  ・マティーニ (前回比→) 
  ・サイドカー (前回比↓) 
  ・ギムレット (前回比↑) 
  ・マンハッタン (前回比→) 
      
   以上、何の代わり映えもしません。


  ・モスコーミュール (前回比↑) 
  ・バイオレットフィーズ (前回比↓)
  ・会館フィーズ (前回比↑)
  ・オールドパル (前回比→)
  ・ミリオネーア (前回比→) 
  ・B&B (前回比↑) 
  ・バンブー (前回比→) 
  ・ジン.ソルティードック (前回比↑) 
  ・カルヴァドスのトニック割り (前回比→) 

   若干流動的も、この辺りも代わり映えしてません。

■これからよく作りそうな気がするカクテル(順不同)

  ・マティーニ (来月頃に例のオリーブが入荷する為)
  ・(注)温かいカクテルは十一月下旬頃からの予定です。

■最近よく売れているような気がするウヰスキー(順不同)

 普通のウヰスキーの部
  ・グレンオード12年
  ・タリスカー18年
  ・アードベッグ10年
  ・ラガヴーリン ダブルマチャード89
  ・余市12年
  ・ワイルドターキー10年
 最近フツーのウヰスキーがあまり売れてません…。

 昔のウヰスキーの部
  お店でお問い合わせ下さい。

■最近の主な新入荷

  ・変なキャップのホワイトホース
  ・変なキャップのブラック&ホワイト
  ・変なキャップのジョニ赤
  ・ザ.スコッチ17年  
  ・雑酒なホワイトラベル
  ・笑っているグランダッド
  ・キョートホテルオークラ仕様の山崎
  

こんな感じになりました。
次回は年明け頃になると思います。筆置

|

« September 2007 | Main | November 2007 »