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2007.12.13

●莞爾な感じじゃない「漢字」

「倒毒末金帰戦虎災愛命 偽」

何故だか良く解りませんが、十二月十二日は「漢字の日」。

と云う訳で、「今年の漢字」の発表が清水寺で行われました。
毎年末恒例の催しだと思っていたら、実は95年からの行事でした。

因みにこの揮毫半紙、本尊の千手観世音菩薩に奉納されるとの事。
こんな感じ漢字ぢゃ、観音様もあまり有難くないでしょう…。

尚、冒頭の仰々しい一行は此処十年の「今年の漢字」推移です。
暴走族のツナギに刺繍されているものではありません、念の為。

P2007121200115「偽」りまみれ  今年の漢字、清水寺で揮ごう

1年の世相を表す「今年の漢字」が12日、京都市東山区の清水寺で発表され、応募総数の2割近くを占めた「偽」に決まった。2位以下は「食」「嘘(うそ)」「疑」「謝」と続き、食品の原材料や産地、老舗による賞味期限改ざんなど相次いで発覚した偽装事件を反映した。

 今年の漢字は、日本漢字能力検定協会(下京区)が1995年から公募している。今年は約9万800通の応募のうち、約1万6500人が「偽」を選び、約2400人の「食」に大差を付けた。年金記録や政治活動費などの「偽り」に対する怒りの声も多かった。

 発表では、清水寺の森清範貫主(67)が筆を執り、奥の院前の舞台で「偽」を書き上げた。近くに住む井上明夫さん(65)は「老舗も役人も偽りだらけの1年。来年こそ嘘偽りのない年に」と話した。森貫主の書は、31日まで本堂で公開される。
(文.写真共 京都新聞12/12より)

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