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2008.01.19

●「東山殿」のこと

中世建築、庭園マニアには堪らないお話。

旧東山殿造営時の地割り究明は儘、西芳寺の其れにも大きく関与します。
山頂亭等々、遺構の更なる発掘調査をお願いしたいものです。

う゛ー、現地説明会に粋鯛…。

詳細は下記コラム参照の事(書きかけですが…)。↓

http://bamboo-bar2.cocolog-nifty.com/blog/cat6334967/index.html

P2008011800210銀閣寺守った土塁や石垣出土
防災設備か土石流跡も確認

京都市左京区の慈照寺(通称・銀閣寺)境内の発掘調査で、造営当初の室町後期(15世紀末)の土塁や石垣が見つかり18日、同寺と京都市埋蔵文化財研究所が発表した。土塁は土砂崩れなどから主要建物を守る防災設備とみられ、実際に土石流から寺地を守った状態も確認された。
同寺は1482年、将軍職を辞した足利義政が隠居所として造営した。現場は観音殿(銀閣)約90メートル北の山すそ。研修道場建設に伴い11月中旬から約220平方メートルを調査している。
土塁は幅2・5-3メートル、高さ0・8-1メートルで、東西方向に30メートル以上確認された。土塁の北側では、16世紀代の土石流による砂層が土塁の頂上付近にまで堆積(たいせき)していたが、南側にはなく、間一髪で被害を回避した様子が確認できた。
土塁の北側では、自然石や割石を積んだ石垣や石組みの溝が、当時の山の斜面に沿ってL字型に造られていた。1993年の調査で見つかった石垣の延長に当たり、石垣は16世紀の土石流で崩れていたが、当初は1・2メートルあったとみられる。
北側の山中には義政が自分の廟(びょう)とした建物があったとされ、建物の美観を保つための石垣の可能性があるという。
現地説明会は21日午後1時から。問い合わせは現場事務所の携帯電話080(5324)7920へ。

P2008011800212銀閣寺、造営当初の石垣 石材に石割るくさび跡
足利義政が造営した京都市左京区の慈照寺(通称・銀閣寺)境内の発掘調査で、造営当初とみられる石垣が18日までに見つかった。1993年の調査でも見つかっているが、その延長部分に当たる。石材には石を割る時のくさびの跡が残っていた。15世紀にさかのぼる割石を使った本格的な石垣は全国的に極めて珍しいという。
(文.写真共 京都新聞1/18より)

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