●家の近所 「厳冬の一景」
今冬のミヤコは久々に「らしい」底冷えが続いている模様です。
そんな訳で渡月橋は南詰、岩田山モンキーパークのひとコマ。
日頃はタチの良くない悪猿軍団ですが、この天候では流石に大人しい様子。
そりゃお猿さんでも寒いものは寒いでしょう。
「さるだんご」で寒さしのぐ
嵐山モンキーパーク
厳しい冷え込みとなった13日、京都市西京区の嵐山モンキーパークいわたやまでは、サルが数頭ずつ寄り合う「さるだんご」になり、断続的に降る雪の中、ぎゅっと身を固めて寒さをしのいだ。
市街地の気温が平年を3度ほど下回り、今冬最低の氷点下1・9度となったこの日、同パークの展望台(標高155メートル)付近の気温はさらに2度程度、低くなった。サルはあちこちで2頭から5頭ほどで寄り添ってだんご状態になった。
雪がふぶくたび1頭また1頭と集まり、母親が子をおなかに抱えて体を丸め、懸命に寒さから守った。じっと耐え忍び、晴れ間がのぞいた時には一斉に太陽の方に向き、体を温めていた。
浅葉慎介園長(44)は「寒いのはかわいそうだが、丸まった姿はほほえましい。苦しい時に助け合う家族のきずなを感じます」と話していた。
(文.写真共 京都新聞2/14より)