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2008.03.17

●嵯峨釈迦堂「お松明」

一昨日の事です。
嵯峨野の地で、春を迎える風物詩「お松明」が行われました。

此処釈迦堂さんは、平安以来の由緒を持ちながらも所謂観光色の薄いロコ寺刹。
寧ろ地元民にとって近しい存在で、中京の六角さん.左京の黒谷さん.上京の千本さんに該当する所処とでも申しましょうか。

雪月花兼ね揃えた景勝地にて四季遍く折々の祭催事が営まれる嵯峨嵐山ですが、この「お松明」は地元色の強いビッグイベント。
角云う私めにとっても、幼少の頃から「お楽しみ祭事」の一つでした。

尤ももう久しくお邪魔していませんが…。

P2008031500156春呼ぶ炎、勇壮な姿に歓声
右京・清凉寺「お松明式」

京都三大火祭りの一つで、春の訪れを告げる清凉寺(嵯峨釈迦(しゃか)堂)の「お松明(たいまつ)式」が15日夜、京都市右京区の同寺で営まれた。大松明の炎が夜空を焦がす勇壮な姿に参拝者らが歓声を上げた。
釈迦が入滅した日に遺徳をしのぶ涅槃会(ねはんえ)にちなんだ伝統行事で、釈迦を荼毘(だび)にふす様子を表現したといわれる。
この夜は本堂で涅槃会の法要を営んだ後、僧侶らが境内を巡り、逆三角すい状の高さ約6-7メートルの大松明を取り囲んだ。午後8時半ごろに点火されると、ぱちぱちと音を立てながら火が燃え広がり、やがて勢いよく火柱を上げた。参拝者は上空に無数の火の粉が舞い散る光景を写真に収めるなどして楽しんでいた。
(文.写真共 京都新聞3/16より)

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