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2008.03.21

●エミール.ガレ&唐長

一昼夜降り続いた雨も漸く上がったものの、本日の空具合は曇天模様。
風足もやや冷たく、少し計りの「寒の戻り」です。

そんな週末金曜日、正午過ぎより東京ミッドタウンは「エミール.ガレ」展へ赴く事に。
そう云えば丁度四年前、幣亭開店準備の折には未だ元赤坂にあったサントリー美術館、移転後に足を運ぶのは初めてでした。   

Maintitle出展リストにて作品は確認済み。
「お目当てのモノ」は粗方決まっています。
「虫」(黒のシリーズ)
「アモルは黒い蝶を追う」(悲しみの花瓶)
「蛾.昼顔」
「おたまじゃくし」
「過ぎ去りし苦しみの葉」
「鶴首瓶 蜻蛉」(悲しみの花瓶)
「花器 蜻蛉」(アンテルカレール)
「脚付杯 蜻蛉」(マーブルガラス)

休み明けの平日昼過ぎと云う事もあり「パラパラ」と云った人の入り。
矢張り美術館は平日に限るもの、お陰でゆるりと鑑賞出来ました。

しかし何時もの事ながら、ガレ展に来ると非常に疲れます。
バカラやラリックなら、精巧な装飾技法や可塑.透過性の美しさに感心したり、「コレ欲しい」と物欲をそそられるだけで済むのですが…。
何せ「物を言うガラス(と云うより造形絵画)」、変人ガレの観念の魂塊。
訴えてくるものが多すぎて重すぎて、下手すると生気を吸い取られかねません。

思い出すのは三年前の没後百年記念のエミール.ガレ展(江戸東京博物館)、出展作品総数約220点。三分の一程廻った所処で眼と脳内が耐え切れず、途中諦めて退出した覚えが有ります。
今回は出展作品総数約140点。殆ど見た事がある作品計りであるのも幸いして、疲労度は軽めでした。

開館1周年記念展「ガレとジャポニスム」詳細はコチラ。↓
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/08vol02galle/index.html



疲弊した眼を癒すべく、何故かその足でミッドタウン内「とらや」さんへ。
羊羹でも食して糖分を補給しよう、と云うのでは有馬線。
併設されているミニギャラリーで、弊亭壁紙でもお世話になっている「唐長」さんの催しが行われているのです。

 0203021_014
六坪程の小さな展示場は暗幕に覆われ、春市松の唐紙板を背景に桜行灯が心地良い陰翳美を醸し出していました。
因みに唐紙行灯には「白金」が使用されているとの事、「雲母」と比べ光沢具合が微妙に違います。

0203021_013_3桜灯りの下元は一面水が張られています。
漆黒の中には倒影する朧行灯。

「奥行き」「湿り気」「ゆらぎ」…。
現代日本家屋に於いて絶滅寸前な「和の様式美」を伺える展示会でした。



「唐紙の美 唐長展 ~陰影のゆらぎ~」詳細は下記にて。↓
http://karacho.exblog.jp/7461247/

弊亭の「唐長」室礼はコチラ。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/06/15_550a.html

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