●家の近所 「BAMBOO」の受難
家の近所、「嵯峨野竹林」の芳しくない現状です。
私めにとっては高校時代、新聞配達のアルバイト(勿論京都新聞)にて毎日通っていた道筋。その頃から竹への落書きは見られましたが、最近は殊に非道い有様らしく。
弊亭屋号の誼からしても他人事とは思えません。
写真は天竜寺さんの裏門傍と思われますが、この辺りは「嵯峨野の竹林」余情の残されている数少ない地域。
嵯峨野散策を楽しむなら、「竹」だけに「節」を通して欲しいものかと。
竹林の小径、風情に傷
右京・嵯峨地域、200本超に名前…
竹やぶの風情が人気の京都市右京区嵯峨地域の通称「竹林の小径(こみち)」で、沿道の竹が刃物のようなもので落書きされる被害が続いている。観光客が思い出に残しているとみられ、沿道の200本以上で被害が見つかった。
■市「打つ手なし」
古都保存法の歴史的風土特別保存地区にあり、美観を損ねるため、市は問題視しているが、解決策は見つかっていない。
落書きが目立つのは、同区の野宮神社から大河内山荘に至る約400メートル。沿道から手が届く範囲の竹に、名前やイニシャル、日付、相合い傘、ハートマークなどが刻まれている。確認できるだけで沿道や大河内山荘周辺の224本の竹に被害があった。落書きには1986年から2008年までの日付が見られ、被害は長期間にわたっているようだ。
市風致保全課によると、竹は樹木と違って表面が成長しないため、いつまでも傷が残る。竹林の地権者が混在していたり、景観上、大々的に落書き防止を呼び掛ける看板が設置できず、「打つ手がない状態」という。観光客からも「きれいな竹林なのに、落書きで興ざめする」といった声が聞かれる。同課は「多くの人が風情を楽しみに来る場所なので、心ないいたずらはやめてほしい」と訴えている。
(文.写真共 京都新聞4/10より)