« ●「アマンニワ」を捜せ | Main | ●「賀茂祭」 前儀其の四 »

2008.05.12

●「鴨川条例」是非

去る四月一日より施行された「鴨川条例」の余波一題。
鴨川夏の風物詩「納涼床」に行政により規制が入るかも、との事です。

景観を損ねる各種建造物や広告を規制排除する目的で新たに制定された京都府.市の各種条例、その骨子「そのもの」は評価出来るのではないかと思います。
然し他法令同様、条例と云うものが一文一句の文面だけで論じられては「仏創って魂入れず」、其れも亦「悪法」と成り得ません。

昨秋施行された「景観条例」にしてもそうですが、結果「都をどり」花見小路門の飾り付けや、高野川の「鯉のぼり渡し」なぞ、時節の風物として市井民にも一定認知されていた風景の変更.撤収を余儀無くされています。
しかもその理由は「けばけばしいから」との事、明文化された「条例」の効力を発生させるには、余りにも人(お役人)の主観に由るものです。

「19.9mは良くて20mは駄目」「朱色は良くて桃色は駄目」
確かに景観(風情.情緒)の保全に関して、文面規定で線引きするのが難しいのも亦事実です。尤もそこら辺は施行側の「見識の見せ所処」なのですが…。
但しミヤコ行政の「すっとこどっこい」振りは過去数多目を覆うものが有り、御世辞にも「有能」とは云い難いものです。

まぁ各種新条例は制定.改正された計り、もう暫くは府政市政の御手並み拝見と。

関連過去ログはコチラ。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/09/j_e240.html

P2008050900095鴨川の「納涼床」どう変わる
府、今夏に審査基準

京都らしい夏の風情を漂わせる鴨川の「納涼床」が、景観への配慮を促す京都府鴨川条例の4月施行に伴い、大きな転換期を迎えている。府は、納涼床が出そろう6月の実態調査を踏まえ、納涼床の審査基準を決定する方針を打ち出した。床の高さや柱の色などが具体的にどう規制されるのか、関係者は気をもんでいる。

納涼床の設置をめぐっては、鴨川が現在の形状になった1952年に床の高さや張り出しなどの見本を示した「許可標準」が作成されたが、「あくまで標準にすぎず、個別のチェックが甘かった」(府河川課)という。
近年は、納涼床の増加や営業形態の多様化などで、床を支える柱の形状が店ごとにばらばらだったり、隣接する店の床の高低差が目立つなど、景観上の統一感が失われてきたとされている。
今回の府条例は、納涼床設置に関する審査基準について「鴨川の良好な景観形成に配慮して定める」と規定した。これに基づいて設置に必要な占用申請を許可する。
施行に先立ち府は2006年10月に京都市や京都鴨川納涼床協同組合、学識経験者を交えた「鴨川納涼床検討懇話会」を設置。床の高低差や柱の構造、色などが、対岸からの景観に配慮したものとなるよう議論してきた。

府河川課は「今まで景観の視点に立った規制はなく、大きく見直しを迫られる店もあるかもしれない」としており、今夏には鴨川条例に基づく審査基準を示す方針。
京都鴨川納涼床協同組合の久保明彦理事長は「府がどういう指示を出すかを黙って待つだけ。観光都市の景観を担っているという発想で指示を誠実に受け止め、前向きに対応したい」と話している。
(文.写真共 京都新聞5/9より)

|

« ●「アマンニワ」を捜せ | Main | ●「賀茂祭」 前儀其の四 »