●「残暑.嵯峨野」
えー、先日帰京の後日談。
三日目月曜日は特に予定も無く、半日程地元をほっつき歩いておりました。
と云う訳で、「嵯峨野逍遥記.残暑版」です。
野々宮から亀山に至る嵯峨野の竹林。
鬱蒼と立茂る無数の竹間からは、零れ落ちる盛夏の木漏れ日。
「竹」の季詞は矢張り「夏」が相応しく。
嵐亭さん付近より保津川一写。
昨秋紅葉期と同じアングルで一枚収めてみました。
山も「夏には濃緑の」「秋には観楓の」装い。季節其々の風流があるものです。
嘗て「嵐山ホテル」のあった渡月橋北西詰。
現在工事中の跡地には、既に「近代美術館」らしきものの建設が確定しており、今冬開業の予定だそうです。
再開発を全否定する心算はありませんが、当地との関連性が希薄な「ハコ物」乱造は如何なものかと…。
件詳細は下記にて。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/08/post_acf8.html
高辻通を北上し、一路旧嵯峨御所は大覚寺門跡へ。
寺院「夏の花」と云えば矢張り「蓮」、大沢池は一面の蓮化粧でした。
後宇多天皇陵を経由して北嵯峨を周遊、広沢池へ移動。
「さらなり」と謳われた「雛嵯峨野」の原風景が辛うじて留めてられています。
知る人ぞ知る北嵯峨名物「派手カカシ」。
濃緑の中、十五体の「一文字かかし群」がシュールに際立っております。
因み背景に佇むのは遍照寺山。
右端の三体。
時節柄、かかしも「オリンピック使用」です。
然し気になるのは隣のミッキーマウスかかし。
中国だけあって矢張り海賊版(コピー)なのか、将又本物なのか…。
一条通を西進し清滝道を北上、鳥居本から曼荼羅山西側を一写。
五山送り火「鳥居形」を表す山でもあります。
山肌の露出している部分は鳥居の左脚下辺り、一昨日の余情が残るものにて。
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