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2008.08.25

●「いらんこと」せんといて~

家宅や店舗の玄関先に駐車場や空地の金網下、板塀石塀土塀の足元等々…。
ミヤコでは大路小路を問わず、其処彼処に「小っさい鳥居」が奉られております。
「鬼門封じ」や「魔除け厄除け」に始まり、「人尿封じ」「犬糞封じ」「塵捨禁止」「駐車駐輪禁止」…。その目的.用途は様々にて。

と云う訳でこの「小鳥居」御利益(by伏見稲荷)に肖ろうと、ミヤコでは地下鉄のホームでも使用されている様子です。
今度帰京の折にでも「ちょっくら」覗いてこようかしら、と。

「伏見稲荷.小鳥居」関連過去ログはコチラ。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/06/16_28f0.html

P2008082500092鳥居の絵「神通力」
京都市地下鉄駅 酔客の小便防止

京都市営地下鉄の駅ホームで酔っぱらい客らに立ち小便をさせないため壁に張られた赤い鳥居の絵が威力を発揮している。町中の電柱や塀などではおなじみの存在だが、大阪や神戸の地下鉄駅にはないといい、駅員が設けた京都独自の「神通力」が約20年間、目を光らせ続けている。
市交通局によると、鳥居の絵があるのは烏丸線の四条と京都、五条、九条の4駅。新聞一ページほどの大きさの紙が1枚から3枚、ホーム端の鉄柵や柱、階段裏の壁などに掲げられている。東西線の駅には設けられていない。
立ち小便の被害は、烏丸線京都-北大路間が1981年に開通して間もなく始まったという。注意書きの紙を張るなどしたが、鳥居の絵が一番効果があったといい、そのまま残されている。
特に利用客が多い四条駅では、階段裏に3枚張られている。今でも時々はホームで立ち小便をする客がいるという。絵が古くなって汚れ、はがれそうになっていたため、今年4月に若手職員が新しくパソコンで作成した絵に張り替えたという。
いずれの駅の紙も当時の駅員が張り始めたようだが、烏丸線を統括する運輸事務所駅務区長の古塚二朗さん(53)は「詳しい設置時期や誰が張ったのかは分からない」。定年退職後、嘱託として働く桃谷征二さん(63)は「開業時には市電や市バスから退職間近の人が地下鉄業務にたくさん移った。若い人はこんなことは思いつかないのでは。年配の職員が考え出したのだろう」と話している。
■京の深み感じる
著書「京都フィールドワークのススメ」の中で京都の路上にある鳥居のマークについて考察した京都文教大の森正美准教授(文化人類学)の話 地下鉄という官製の画一化された空間の中で、それとは対照的な庶民の知恵が生かされている点がとても興味深い。言葉ではなく「神さんが怒らはりまっせ」とばかりに暗黙の了解という形で「おことわり」を表示する方法が、普段の生活で伝統や習慣を自然に重んじる京都の深みを感じさせる。
(文.写真共 京都新聞8/25より)

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