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2008.09.13

●08/09トップリーグ展望(前)

書くだけ書いて「アップ」するのすっかり忘れてました…。

と云う訳で、先週から始まったラグビー「08/09トップリーグ」、私見展望なぞを。
興味の無い大多数の方々はスルーして下さい。

サントリー(07/08シーズン 10勝1分2敗) リーグ戦2位/優勝
【オープン戦直近五試合】
8/10  ●10-36 エニセイ(モスクワ・メイヤーズカップ)
8/05  ○15-13 ロシア スラヴァ(モスクワ・メイヤーズカップ)
8/03  ○59-14 ウクライナ クレド63(モスクワ・メイヤーズカップ)
7/17  ●31-60 ワイカト NPC
7/15  ○45-5 Grammar Carlton RFC


昨季はMS杯にて6年振りの戴冠。
その礎となった「磐石のセットプレー」を誇る強力FW陣は今季も健在です。
2セット組める程の豪華な選手層を擁し、その上トップリーグ最大のサプライズ「GG」グレーガンの加入。
ELVs(新ルール)対策にしても元々スカウティングには定評のあるチームで抜かりは無いでしょうし、年齢的にも油の乗った選手が多く「清宮体制」三年目の今年はチームとして一つのピークを迎えそうです。

と、死角を見付けるのが難しい位ですが、敢えて弱点を探すとなるとライアンニコラスが抑えられた際のBK決定力でしょうか。
堅固なデフェンスと「一発」でトライを取りきれる決定力を兼ね備え、更にはゲームコントロールに秀でた司令塔を有するチームを相手にした際、「セットプレーとボールポゼッションの優位性」が其の儘スコアに反映されない場合…。
そうなると「最大の敵」は矢張りあのチームと云う事に。

有賀.の怪我は誤算ですが、今季も優勝争いの軸である事は間違い無いかと。
主戦SOを誰が勤めるのかにも注目。

三洋電機(07/08シーズン 13勝) リーグ戦1位/MS杯準優勝
【オープン戦直近五試合】
8/29 ○22-0 三菱重工相模原
8/22 ○33-10 NEC
8/07 ○36-35 クボタ
8/02 ○18-7 東芝
6/28 △12-12 NEC

昨季見せた堅固な防御から、まず「大崩れ」する事は考え難いでしょう。
「神様」ブラウンの神通力も健在な上、奔放なBK陣も更に充実。
リザーブも田井中.山下らに目処が立ち、ユーティリティプレーヤー三木の補強。万が一の場合「リトルブラウン」入江の成長も目覚しいものがあります。
新外人枠の恩恵で、ヒーナン.オライリー.ブラウンの三枚を同時に使えるのも大きい。ELVsに対しても元来、最も順応性のあるチームカラーの様に思えます。

昨季からの怪我人も序盤戦には間に合いそうで大事には至らない様子。
開幕戦のサントリー、二節のヤマハ戦以降は年末まで下位との対戦が続くのも幸い、じっくりとチームを作っていく事が出来そうです。

大駒の怪我さえ無ければプレーオフ進出は濃厚な所処。
但し新陳代謝と云う点で、FW陣の上積みが薄いのが気掛かりではありますが。

トヨタ自動車(07/08シーズン 9勝1分3敗) リーグ戦3位
【オープン戦直近五試合】
8/23 ●17-31 クボタ
8/09 ●5-29 三洋
8/05 ●12-22 NEC
8/02 ○38-14 コカコーラウエスト
7/29 ●24-27 神戸

プレシーズンマッチの不調振りは目を覆う計り。
長年チームを支えて来たベテランが多数チームを去った上、更には怪我人続出のチーム事情は決して楽観視出来るものではありません。
元々スロースターターで勝ち味の遅いチームでしたが、開幕三連戦の結果次第に由ってはリーグ戦で「沈む」可能性もあります。

攻撃を土台に構成されているチーム故、「嵌った」際の爆発力は周知の認める所処のものの、歯車の噛合わない時の「脆さ」は諸刃の剣。
亦、新ルール導入による戦術の浸透具合も気になる所処、(失礼ですが)御世辞にもクレバーなラグビーが得意なチームカラーとは云えません。
専門職FB不在(ELVsでは重要課題)、反則の多さ(密集反則の厳格化)も新ルール適用では致命的と為り得ます。

「リーグ屈指の攻撃陣」を機能させるのもゲームが始まれば「ピッチ内」の指揮官次第。
そういう意味では、今季は良くも悪くも「正面と心中」かも知れません。
「眠れる巨人」も今年は正念場かと。

東芝(07/08シーズン 9勝4敗) リーグ戦4位
【オープン戦直近五試合】
8/23 ○28-19 サントリーフーズ
8/22 ○50-0 神戸製鋼
8/09 ○47-28 クボタ
8/02 ●7-18 三洋
7/28 ●12-21 NEC


強力なモールと厳しいコンタクトを武器に二年間に渡り国内タイトルを総ナメにした「常勝東芝」も昨季は停滞、四位に沈みました。
更にはホルテン、マクラウドと云ったを支えた主力もチームを去り前評判は上記二チームに比べやや低いもののとなっています。

しかし東芝の本来持っている「武器」そのものが失われた訳ではありません。
体躯の強さはトップリーグ随一、ブレイクダウンの際に少人数でボールを確保.展開する事や密集のオフロードパスは御家芸とも云ったものです。即ち、シーリングオフ等密集反則が厳しくなる事については「追い風」になるのではないでしょうか。

少なくとも下位チームには「ジャージと顔」の威光はまだまだ通用しそうで、取り溢す要素はありません。
神戸とのプレシーズンマッチで「SOヒル」の目処が立ったのも大きく、高速展開時のBK精度を上げていけば「捲土重来」は充分に可能かと。

以下「後編」に続く、です。

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