●「枕のしたを水のながるる」
今日十一月八日は巽橋白川畔にて「かにかくに祭」。
仔細彼是に就いては昨年記述済なものでして省略致します。
「吉井勇」詳細に就いては下記にて。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2007/11/post_6c6e.html
因みに吉井の訃日は十一月十九日にて、「かにかくに祭」当日ではアリマセン。
祇園愛した歌人に献花
「かにかくに祭」で芸舞妓ら
祇園を愛した歌人吉井勇(1886-1960)をしのぶ「かにかくに祭」が8日、京都市東山区元吉町の白川のほとりで営まれた。雨の中、芸舞妓らが歌碑に白い菊の花をささげた。
吉井は1909年に北原白秋らと文芸誌「スバル」を創刊。「都をどり」の作詞も手掛けたほか、晩年は京都に住んで祇園の花街に通い、「かにかくに 祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のながるる」と詠んだ。かにかくに祭は毎年、吉井の友人の谷崎潤一郎らが歌碑を建てた11月8日に祇園甲部組合が営んでいる。
午前11時すぎ、あでやかな着物姿の芸舞妓4人が、祇園新橋近くに立つ歌碑に白菊を供えると、集まった大勢の観光客らが盛んにカメラのシャッターを切っていた。
(文.写真共 京都新聞11/8より)