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2008.12.07

●嵯峨野.「初冬風物」

昨日より広沢池にて嵯峨野「初冬の風物」始まりました。

広沢池では十二月に入るとに一ヶ月程かけて池の水を抜き、春に放流されていた「池の幸」を水揚げする「鯉揚げ」が行われます。
此等「鯉」「鮒」「諸子」「川海老」の漁獲高は約10トン。
収穫された鮮魚は市内の料亭などに引き取られる他、広沢池当地でも販売されております。

因みに「鯉揚げ」後の広沢池は泥浚い等池の浄化が行われ、春先迄は「涸れ地」となった儘。
是れも亦、冬の「侘」嵯峨野を象徴する風趣にて。

P2008120600107豪快に「鯉揚げ」 広沢池
京都市右京区嵯峨の広沢池で6日、師走の風物詩「鯉(こい)揚げ」が始まった。養殖業者が丸々と肥えたコイを次々と網で引き上げていく豪快な作業に、新鮮な魚を求める買い物客らが見入った。
50年以上前から毎年冬に行われており、養殖業の平岡建一さん(68)=下京区=が4月に稚魚約1500匹を放流した。約1カ月前から水を抜いてきた池には、体長40センチほどのコイが水面から姿を現し、平岡さんら数人が網を使ってすくい上げていった。
フナやモロコなども現地で販売し、さっそく主婦らが買い求めていた。平岡さんは「丸々と太った。洗いなどで新鮮なコイを味わってほしい」と話す。
鯉揚げは今月下旬まで続く。
(文.写真共 京都新聞12/6より)

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