●あづまの「初雪」
松の内が過ぎると倶に、矢庭「冬本番」の気配となって参りました此処トーキョー。
あづま特有の「空っ風」も相俟って日中の寒さも厳しい此処数日、漸く「寒威の候」を感じるものです。
所処で今日の東京は「雪」との天気予報。
昨夜の商いを終え暖簾仕舞いに表へ出た四更程、気付かぬうちに夜はすっかり濡れそぼっておりました。
何時もにも増して冷え込み厳しいものの「白華」を目にする迄には至らず、肩を叩くのは糸を引く様な冬雨計りです。
雨混じりに白いものがチラホラと目に留まる様になったのは明け方になってから。
尤も雨とも霙とも見分けの付かないもので、ほんの数分で降り足も止まってしまいましたが。
と云う訳で「ほんの一瞬」の今冬東京、初雪でした。