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2009.02.26

●お雛様 西は左に 東右

早いものでして二月も残す所処三日、「上巳の節句」ももう直ぐです。
そんな訳で本日は「お雛様」に因んだ話柄。

「ミヤコでは御内裏様と御雛様の飾り位置が左右異なる」
「ミヤコでは雛祭りは未だ旧暦に飾り付けする」
云々…。
この手の話種は昨今の「キョートブーム」&「薀蓄ブーム」で周知の事実となっておりますが、実際には「古式」「現代式」混同しているのが市井の当節事情の様でして。

因みに私めのウチはと云うと、男二人兄弟の為「雛飾り」は置いておらず、従い「桃の節句」には殆ど縁が御座いませんでした。
近所の家々に甘酒と御菓子を「およばれ」には行きましたが、何せ幼少頃の話でして「右や左」かなぞは全く覚えておりません。
但し、少なくとも「フツー」の三月三日にお祝いしていたのは間違いありませんでした。

と、まぁこんな感じにて。
尚、表題は蕪村の句に因んだものでした。

弊亭の「雛飾り」はコチラ。↓
http://bamboo-bar.air-nifty.com/blog/2009/02/post-db78.html

P2009022300100おひな様 男女の位置は?
京では置き方混在

3月3日は「ひな祭り」。京都市内では、ひな人形を扱う店によって「女(め)びな」と「男(お)びな」の飾り方が違う。老舗が向かって左に女びな、右に男びなを置くのに対し、全国チェーンの新しい店などは左右逆に置く傾向が強い。両方の飾り方が混在するのは京都特有の現象だという。

江戸後期創業の下京区の橋本人形店は、女びなを向かって左に飾る。店主の橋本幸男さん(61)は「昔からの京都の店は大体この置き方です」と話す。一方、5年前に開業した右京区のショッピングセンターは女びなを右に飾る。担当者は「全国の系列店で共通の並べ方」と言う。
どちらが正しいのか。日本人形協会(東京都)は「どちらでも構わない」と説明する。ただ、適当に並べている訳ではない。ひな人形は一般的に「内裏びな」と呼ばれ、宮中文化を模している。大正以前は全国で、向かって右に男びなを飾っていた。人形を京都御所の正面にあたる南に向けた場合、「日が昇る東側に男びなを飾った」とのいわれもある。

しかし、昭和天皇の即位の礼(1928年)で、天皇が皇后の右側(向かって左)に立ち、洋装の写真でも向かって左だったことから、東京の人形店業界が戦前に人形の位置を置き換え、全国に広まったとされる。ただ、京都の老舗だけは「有職(ゆうそく)故実(古来のしきたり)を自主的に尊重してきた」(京人形商工業協同組合)という。

日本人形協会は、向かって左に女びなを置く京都の老舗の飾り方を「古式」、逆を「現代式」と呼ぶ。
高島屋の人形売り場は、全国18店のうち京都店(下京区)だけが、古式と現代式の両方を陳列している。古式は京都製の人形だ。ひな人形にちなんだ菓子類でも、百貨店などで売られるケーキの装飾、包装の絵柄の大半は現代式だが、京都の老舗の和菓子店はほぼ古式を守っている。

■好奇心駆り立てる
人形の文化に詳しい国際日本文化研究センターの井上章一教授の話 京都以外の人が見れば、古式の置き方は「京都らしい」とエキゾチックな好奇心を駆り立てるやろね。希少価値をうたって観光やブランド戦略に役立てる手もあるけど、「絶滅危ぐ種 や」と自ら言いはやすみたいで、あんまり格好良くはないかな。
(文.写真共 京都新聞2/23より)

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