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2009.02.18

●偶然と云うには余りにも偶然な話

昨日は営業中の事です。

日付も変わりお客の入りも疎らになった深更の頃、如何やら一見さんらしい三人組の男性が引戸を開かれました。
御挨拶がてらお声を掛けようとしたその瞬間、双方目が合って吃驚仰天。

「え゛ーっ…!!!」

そのお客さんの一名様がミヤコ嵯峨は釈迦堂門前、普段より御世話になっている割烹店の若旦那さんだったのでした。

当日は所用にて東下されており、この近くに宿をとっておられるとの話です。
私めが赤坂で暖簾を揚げているのは御存知無く、本当に「偶々」の御来店との事。
お互いに驚くやら戸惑うやら…、これ程の邂逅には「苦笑い」するしかありません。

と云う訳でミョーな所処で「赤坂」と「嵯峨」が交錯した、「稀縁奇縁」なオハナシでした。

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