●祇園町「衣装合わせ」
先週の宮川町に続き、今日は祇園甲部で「をどり」の衣装合わせ。
来月初旬には上七軒でも衣装合わせが行われます。
「春は馬車に乗って」「梅は東風に乗って」来るのだとしたら、差し詰めミヤコでは「春はをどりと共に」訪れるのです。
と云う訳であと一月余りで、祇園町にとって「長~い」四月がやって参ります。
あでやか、春準備
「都をどり」 衣装合わせ
4月1日開幕の「第137回都をどり」を前に、出演者の衣装合わせが24日、京都市東山区の祇園甲部歌舞練場で行われた。芸舞妓たちがあでやかな舞台衣装に袖を通し、プログラム用の写真撮影に臨んだ。
今年の演題は「水映桜花(みずにはえるさくらのはな)絵巻」全八景で、川の流れに映える四季の情景を優美な京舞で表現する。嵐山、嵯峨、石清水八幡宮など都の周縁部の名所を多く織り込んだ。
また、今年が花街にゆかりの深い歌人吉井勇の50回忌に当たることから、第四景「祇園白川涼風」では、1958年の都をどりで吉井の作詞で上演した場面を51年ぶりに復活上演する。
この日は朝から芸舞妓が楽屋入り、真新しい振り袖などに身を包んだ。第四景に出演する舞妓豆はなさん(19)は「(吉井さんへの)追悼の気持ちを込めて、皆さんで力を合わせていいお舞台ができるよう、気張ります」と話していた。
4月30日まで。1日4回公演。初舞台の舞妓11人を含む総勢118人の芸舞妓が日替わりで出演する。茶券付き指定席4500円、自由席2000円。祇園甲部歌舞会Tel:075(541)3391。
(文.写真共 京都新聞2/24より)