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2009.03.11

●「保津川下り」「トロッコ列車」

地元は嵯峨嵐山の「時季の便り」二題。
春の観桜行楽も間も無くの折、先日「保津川下り」の春季(通常)運航と「トロッコ列車」の運行再開イベントが行われました。

とは云うものの…。
実は私め、両方共未だ一度も利用した事が有りません。
ウチの実家は「トロッコ列車嵯峨駅」迄徒歩三分、「保津川下り船着場」迄徒歩十五分の場所に位置しております。
従いアクセスは至極便利なものですが、近所の観光名物には却って触手の伸びないもの。更には好き好んで観光混雑の中に身を投じる程「酔狂」でも御座いません。

序で云うなら、保津峡の渓谷風景は大昔によく観たものて。
親戚宅が亀岡、母方実家が丹波は桧山方面でしたので、「非電化.単線」時代の旧山陰本線時代(現嵯峨野線)には度々乗車したものです。
ディーゼル列車に揺られて田舎に向かうその際、嵯峨駅から保津峡~馬堀間の峡谷沿いの線路が現在のトロッコ路線。
車窓から眺め下ろす保津峡谷の自然美は流石にて子供心にも印象に残っていますが、寧ろ「早く着かへんかなー」と鈍行運転の車内で「暇を持て余して」いたのをよく覚えているのでした。

P2009031000103保津川下り開幕、春の風満喫
亀岡 40年ぶり新木造舟も

保津峡に春の訪れを告げる「保津川下り春の開幕」の式典が10日、亀岡市保津町の保津川下り乗船場で行われた。毎年3月10日に催す恒例行事。冬季に舟に取り付けていた屋根やストーブをこの日から外し、便数も1日4便から7便に増やす。
式典では、地元の保育園児による太鼓演奏などの後、約40年ぶりに新造した木造舟が、みのかさ姿の船頭を乗せ出発。吹き流しや紅白の飾りで彩った舟に、観光客たちが次々と乗り込んだ。晴天と小雨が入れ替わる春空の下、舟は水しぶきを上げ、終着点の嵐山(京都市)まで下った。
JR保津峡駅近くの「清水」と呼ばれる地点では、木造舟に縄を取り付け、人力で上流へ引き上げる往時の「曳(ひ)き舟」を再現。すれ違う舟の乗客が歓声を上げた。
(文.写真共 京都新聞3/10より)

Kn20090303093929434l1_2トロッコ列車 さあ春 再開
「嵯峨野トロッコ列車」が1日、昨年末以来の約2か月間の冬季休業を終え、運行を再開した。トロッコ嵯峨駅(右京区)からの一番列車には、地元の嵯峨幼稚園、嵯峨こばと保育園の園児や観光客ら約300人が乗車、春本番を思わせる穏やかな天候の下、保津川沿いの渓谷美に歓声を上げた。
出発前のセレモニーで、長谷川一彦社長は「休みの間、枕木やレールを交換し、構内のトイレも新調した。安心安全で快適な旅を楽しんで」とあいさつ。午前9時50分、一番列車がトロッコ亀岡駅(亀岡市)に向けて出発し、園児らは、透明の屋根から見える空や眼下に広がる保津峡の雄大な光景に見とれたり、トンネル内で真っ暗になった車内に「お化け屋敷みたい」とはしゃいだりして、25分間の列車の旅を楽しんだ。
嵯峨幼稚園の清水美苑ちゃん(6)は「川の水が緑色に光っていてきれいだった」と話し、一色弘高くん(6)は「音もすごくておもしろかった」と喜んでいた。
運行は12月29日までで、1日8往復運転する

(文.写真共 読売新聞3/2より)

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