●「一抹の不安」と「神の福音」
季節外れの「寒波襲来」の影響にて、此処数日の上越各ゲレンデは雪模様。
日曜日遠征予定のかぐらも一昨日、昨日で約40cmの積雪との知らせです。
散々暖冬に泣かされてきた今冬ですが、明日は若しかすると「パウダー」かも。
三月末と云うのに嬉しい誤算です。
只、そう喜んで計りもいられない現状が…。
先週の白馬遠征で痛めた左肩が未だ宜しくない按配なのです。
一昨年骨折時に埋め込んだ儘の「プレート&ボルト」と筋肉の食い合わせが悪いのか左肩辺りが「シクシク」と疼いており、大きく腕を動かすと痛みが走ります。
日常特に支障は無いのですが、これ以上悪化すると仕事にも差し支える事確実。
とは云っても残り少ないスキーシーズン、明日は奇跡的なグッドコンディションの上、これを逃すと此の儘「板収め」ともなりかねません。
「うーん、行くべきが行かざるべきか…。」
そうこう迷っていると、天の福音と計り「二人の神様」の囁きが聞こえて参りました。
一人は背中に羽、頭上には輪っかを冠した「白い出で立ち」の神様。
「無理をして仕事に差し支えたらいけないので、明日のスキーはお止めなさい」
もう一人は片手に槍を持ち、尖った尻尾を有する「黒い風貌」の神様。
「シーズンはもう残り少ないんだ、楽しい事を我慢するなんて馬鹿みたいだぜ」
なぞと相反する事を其々申しているのでした。
…どー考えても「黒い神様」の仰っている事の方が正しいものです。
それに見較べてみると「白い神様」は、つぶらな瞳の童顔が胡散臭くて生意気そう。
対して「黒い神様」の方は、鋭い目付きと刺々しい歯並びが気品を感じさせます。
と云う訳で「当り前」の如く、明日も雪山へ出掛けるのでありました。