●「Bamboo」施工前と施工後
先日ログ「Bamboo.施工風景」の続篇です。
今回は「施工前」と「施工後」の弊亭を、外内観同じアングルで写してみました。
まぁ、「変われば変わる」ものでして…。
【写真上】一ッ木通り側より見た外観。
【写真下】みすじ通り側より見た外観。
「京簾」「「京瓦」「鍾馗さん」「見世窓」「銅雨樋」「駒寄格子」…。
出来る事は全てやった心算です。
お隣の小料理屋「きく」さんは、三年前に店仕舞いされてしまいました。
【写真上】入口側から見た店内。
上部の張り板を打ち抜いたので、天井が大分高くなりました。
青白市松は「アソコのアレ」のパクリです、云う迄も無く。
【写真上】店内路地側。
布袋さんの置いてある棚はその儘生かして本棚にしました。
【写真上】店内より見た玄関。
大正頃の引戸を当て込んだ為、玄関間口は可也小さくなりました。
築地円窓も当然「アソコのアレ」の本歌取りです。
【写真上】二階踊り場より。
階段は五寸程幅詰めし、残す事と致しました。
何せ約40年前の階段、適度に「ミシミシ」鳴る軋み音が心地良いものでして。
【写真上】二階東司。
此方は逆に半丈広めに敷設し直しました。
「四半敷」「漆喰塗」「斜格子蔀戸」と臨済禅刹使用、従って「東司」な訳です。
開き戸は懐かしの二本閂、白金の古建具屋さんで購入しました。
と、こんな所処でしょうか。
何だか成長した子供の小さい頃の写真を見て「ニコニコ」している莫迦親みたいな感じです。
最後にこの場を借りて、施工前後の写真を残して頂いた工務店「スペースビーンズさん」には、厚く御礼申し上げる次第にて。