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2009.05.05

●「賀茂祭」前儀二題

ゴールデンウィークもあと二日、列島彼方此方で帰省ラッシュもピークを迎えている様子です。
そんな中、連休中のミヤコでは「賀茂祭」前儀が着々と進行中。
三日には「流鏑馬神事」、四日には「御禊の儀」が恙無く執り行われました。

後は本日の「賀茂競馬」、十二日の「御陰祭」を経て本番を残すのみです。

P2009050400104厳かに「御禊の儀」
下鴨神社

葵祭を前に斎王代や女官役の女性らが身を清める「御禊(みそぎ)の儀」が4日、京都市左京区の下鴨神社であった。大勢の観光客が新緑の境内で繰り広げられる優雅な儀式を見つめた。
午前10時すぎ、斎王代の千万紀子(せんまきこ)さん(21)=上京区=は十二単(ひとえ)をまとい、50人の女官らと表参道の南鳥居を出発した。御手洗(みたらし)池に着くと、おはらいを受け、池に両手を差し入れて身を清めた。父親である裏千家の千宗室家元や祖父の玄室前家元らが見守った。
万紀子さんは「身の引き締まる思いです。緊張して(池の)手前に座り、手がぎりぎり届きました」と笑った。
御禊の儀は、葵祭の前儀式で1956年に復活し、下鴨神社と上賀茂神社が隔年で行っている。
(文.写真共 京都新聞5/5
より)

P2009050300136新緑射抜く一矢に歓声
下鴨神社 勇壮に流鏑馬神事

葵祭の道中の安全を願う下鴨神社(京都市左京区)の流鏑馬(やぶさめ)神事が3日、営まれた。新緑まばゆい糺ノ森(ただすのもり)には2万5000人が訪れ、大地を響かせ走り抜ける射手(いて)と馬の一瞬の技に目を奪われた。
下鴨神社の流鏑馬は、馬上から矢を射ることで道中の穢(けが)れをはらう神事として、飛鳥時代の7世紀ごろから受け継いできたとされる。明治初期に一度途絶えたが、1973年から復活し、毎年、この日に営まれている。
神前で拝礼を終えた射手が、全長約400メートルの馬場を一気に疾走。揺れる馬上から、3カ所の的を矢継ぎ早に射抜いた。約4メートル先の的に的中させる勇壮な姿に、観客席から大きな拍手と歓声がわいていた。
(文.写真共 京都新聞5/4
より)

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