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2009.07.15

●「曳き初め」風景.7月12日

えー、一昨日帰京の後日談。

090713_01812日のミヤコは今夏最高、33.6度の炎天下。
福岡よりも鹿児島よりも暑い日で御座いました。
前々日の天気予報では、確か「曇り時々雨」なぞと云ってた様な気がするのですが…。

まぁ兎も角、そんな茹だる猛暑の中「曳き初め」準備に忙しそうな鉾町を散策して参りました。

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【写真上】左より「曳き初め」二時間前の「鶏鉾」「函谷鉾」「菊水鉾」。
前掛け、胴掛けの設えは終わっているものの、鉾二階部分は懸装品の飾り付けに「大童」の様子でした。

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【写真上】月鉾は未だ「鉾組み」真っ最中。
あと二時間で曳ける状態になっているのでしょうか…。
工事用コーンのこう云う遊び、大好きです。

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月鉾、「縄目文様」二態。
「鉾建て」の際、釘を使わず縄だけで組み立てられるのは有名なお話。
所謂「縄がらみ」の技法です。
尤も鉾を組み終えると、縄目は懸装品で隠れてしまうのですが、「見えない部分」に対する美意識からも職人さんの「矜持」を感じ取れます。

【写真左】鉾側面「雌蝶」。因みに鉾前後面の縄目は「雄蝶」と呼びます。
樽巻数は奇数(七.五.三)にするのが慣わしです。
【写真上】「海老」。樽巻きを海老形に束ねた部分は、職人さん「遊び」の真骨頂。

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【写真上】「長刀鉾」二写。
左は鉾二階前面、お稚児さんの手によって「注連縄切り」の行われる舞台です。

以上、四条烏丸「鉾の辻」にての大型鉾五景でした。
で、あと一時間少し待っていれば「曳き初め」だったのですが…。
灼熱地獄の中そんな余力がある筈も無く、長刀鉾さんで所用を済ませ早々に退散したのでありました。


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ギシッ! 動き感動
祇園祭 鉾の曳初め

祇園祭の鉾や曳山(ひきやま)が建ち始めた京都市の中心部で12日、鉾の曳初(ひきぞ)めが行われた。今夏最高の33・6度(京都地方気象台調べ)を記録した猛暑の下、大勢の市民や観光客が詰め掛け、汗をかきながら綱を引いて大きな鉾を動かした。
曳初めをしたのは四条通と室町通に建つ長刀鉾、函谷(かんこ)鉾、月鉾、菊水鉾、鶏鉾。「鉾の辻(つじ)」と呼ばれる四条室町交差点付近は日曜日と重なり、人でごった返した。
曳初めは市民が鉾をひける唯一の機会とあって、親子連れや浴衣姿の若者が綱に群がり、力を合わせて鉾を引っ張った。兵庫県川西市の藤原徹さん(35)、美紀さん(32)夫妻は「綱が引けて満足です。ギシッと動いた時は感動しました」と話した。また、夕方には一部の鉾の駒形提灯に火がともった。
13日午後3時からは新町通に並ぶ北観音山、南観音山、放下鉾、船鉾、岩戸山の曳初めがある。
(文.写真共 京都新聞7/13より)

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