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2009.07.30

●「小林かいち」展

えー、五日も前の話ですが…。

週末の赤坂は例に由って閑散としたものでして、そんな土曜日のお昼過ぎは久方振りに見附越え「紀尾井町」へ。
ニューオータニ美術館で開催されている「小林かいち」展に足を運んで参りました。

「小林かいち」。まぁ殆どの方が御存知無いと思います。
角云う私めも、彼の名を知ったのは僅か数年前、確か京都新聞の記事。
挿入されていた絵葉書のデザインが目に留まり、ネットや書籍で調べたりしたのがきっかけでした。

詳解は他に任せるとして「小林かいち」がどんな人かと簡単に申しますと…。
大正後期から昭和初期にかけて京都で活動したデザイナーさんでして、主に「絵葉書.絵封筒」の図案を手掛けていました。
当時の芸術新潮「アール.デコ」の作風を逸早く取り入れ、且つ日本風(京都風)に咀嚼したモダンデザインは時代を先端を先駆けたもの。
その作風は今様に云うなら「大正ロマネスク.女学生萌え~」てな感じです。

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「モガ.舞妓」「トランプ」「薔薇.鈴蘭」「月.星」「街灯.教会」などの題材を用いたモダンなデザイン、優れた構図や色彩構成などの感覚は現代アートと見比べても何ら遜色ありません。
更に『6cm×15cm』のスペースからは、「憂い」「哀愁」と云ったモチーフ(女性)の心情が美しさを伴って表現されており、様々な心象を想起させてくれます。

矢張り良質な「作品」は、観賞する側の想像力を掻き立ててくれるもの。
それは幾星霜時代を経ても色褪せないものです。

01「謎のデザイナー
小林かいちの世界」

開催 7/11~8/23 
ニューオータニ美術館
(ガーデンコート六階)

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