« ●「伊予二名洲.遊山」三日前 | Main | ●御留意 »

2009.09.18

●「大阿闍梨さま」

昨日、天台密教創始の地は比叡山で、天正年間以降五十人目の「大阿闍梨さま」が降誕されました。

この「千日回峰行」、我等凡百の人知を超えた荒行の数々が七年間にも及ぶもの。
しかも「行の挫折」は即ち「自害」の掟、懐の短刀と白装束とはその覚悟を意味するものなのです。

「千日酒場徘徊行」すら満行出来そうにない私めでも「大阿闍梨さま」に頭を撫でてもらえれば、「釈迦如来さま」や「不動明王さま」の着物の裾くらいは拝めそうな気がするのですが…。

P2009091800043

光永圓堂さん「千日回峰行」満行
6年ぶり、戦後13人目の大阿闍梨

天台宗の総本山・延暦寺(大津市)に伝わる「千日回峰行」に挑んでいた光永圓堂(えんどう)さん(34)=同市、大乗院住職=が18日に満行し、最後の回峰を終えて明王堂に戻った。満行は6年ぶり、戦後13人目で、これをもって「大阿闍梨(だいあじゃり)」の尊称で呼ばれる。
光永さんはこの日午前2時、「行者谷」と呼ばれる無動寺谷を出発し、比叡山各所で礼拝しながら約30キロを巡った。午前8時すぎ、軽快な足取りで石段を駆け上り、明王堂前で最後の真言を唱え、信者に一礼した。「これからは他の人の行を導く役目に精進したい」と語った。
光永さんは東京都出身。1990年に得度し、2003年3月から千日回峰行に入っていた。 千日回峰行は、7年間で地球1周分にあたる約4万キロの行程を巡礼する。断食断水、不眠不臥(ふが)で明王堂に9日間こもる「堂入り」や京都市内を一日84キロ巡る「京都大廻(おおまわ)り」などの難行がある。天正年間(16世紀末)以降の記録上、光永さんが50人目の満行となった。
(文.写真共 京都新聞9/18より)

|

« ●「伊予二名洲.遊山」三日前 | Main | ●御留意 »