●続.「ミヤコ」紅葉情報
昨日に引き続き、今日のお題も「ミヤコ紅葉情報」でゴザイマス。
先ずは以下、一昨年ブログのコピペから。
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幣亭でも「ミヤコ紅葉」の話題が増えつつある今日此の頃。
例年の如くこういった質問をよくされる様になりました。
問① 「今年の京都紅葉の観頃は何時位ですか?」
問② 「お勧めの紅葉スポットは?」
問③ 「地元の人しか知らない隠れた紅葉名所は?」
問一と問ニに就いては「Yahoo!.紅葉特集」や「JR東海.そうだ京都いこう」等、その手の情報サイトを観て戴いた方が手っ取り早いと思いますが、一応一諫言迄。
ミヤコの紅葉時期に就いてですが、「桜の頃」と同様に時差が結構あるものでして、洛中洛外範囲を拡げれば三週間程は楽しめます。
因みに今年の見頃は昨年より一週間程前倒しな様子です。
次に紅葉観所処に就いてですが、別段人口に膾炙した場所で構わないと思います。
京都自体が紅葉名所の集合体、何せ衛星カメラの映像で観てもミヤコ周辺だけが紅く色付いている程ですから。(勿論ウソです)
寧ろ「所処」よりも「時間」の方が要諦かと。
扨、問三に就いてですが…。
この季節は各情報誌が挙って京都特集を乱発。情報量も凄まじい事ながらその内容自体も年々コアなものになっており、下手をすると市井民ですら知らないモノ、知らないトコロですら「知る人ぞ知る」のお題目と共に掲載されています。
更には国内国外を不問ず、遼遠地の詳細な情報がキーボード一つ叩けば手に入る昨今、地元の人しか知らない秘密の名所……。
最早そんな所処は「ありません」
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と、まぁ上記引用文通りなのですが、これでは「実も蓋」もありません。
と云う訳で「来訪者が少なく」且つ「個人的オキニ」の場所を挙げることにしてみました。
尚、下写真は一昨年帰京の折に撮ったものです。
◆京都御所内
洛中ど真ん中にありながら観光客の多くは素通り、意外と云うか結構空いてます。
紅楓行楽に興じている人々も殆どが市井民。
レジャーシートを広げたお子様連れだったり、一人で散策していたり、ベンチに腰掛けた中睦ましいカップルだったり…、その楽しみ方も色々です。
個人的な紅葉観所処は「朔平御門」周辺、「清所御門」周辺。
全体的には御苑内北~北西に「綺麗ドコロ」が集中しております。
散策しながらベンチや芝生でお弁当なぞ頂くのも一興、「染井戸」の水を片手に「魚常」さんの仕出し弁当、なんて献立も宜しいかと。
◆丸太町橋以北の鴨川東岸
御所と並ぶ市井民のトランキライザー。
此方も観光客とは無縁にて、「ミヤコ等身大」の紅葉を愛でる事が出来ます。
御所内と同様、ベンチや芝生には事欠かないので「のんびり」散策するのがお勧め。
写真は丸太町橋より眺めた鴨川東岸。
「出町ふたば」さんで豆餅でも買って、食べもって散歩するのも宜し。
続いて名所でありながら、比較的混雑具合の(多分)マシな所処を挙げておきます。
・昼中10時迄の清滝、三尾(神護寺、西明寺、高山寺)
・昼中10時迄の大原方面
・早朝8時迄の全ての観楓名所
因みに下写真は早朝七時、渡月橋北詰西側より見た「嵐山.大堰川」。
日中は「阿鼻叫喚.地獄絵図」の様相を呈す嵐山一帯ですが、朝早い時間ですと写真の様に人も見ず、しづこころにて紅葉観賞を楽しむ事が出来ます。
よーするに「観楓シーズン」ド真ん中のミヤコでは、あっちこっちの名所を日中歩き廻るよりも、「朝駆け一番」の一ヶ所だけを心ゆく迄味わった方が「オトク」と云う事なのです。
と、まぁそんな訳な「ミヤコ.裏紅葉情報」でありました。