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2009.12.30

●竹の尸

何時の頃からか毎日の様に更新し続けていた弊ウエブログ、二日間「穴」を空けてしまったのは数年振りの事でしょうか。
理由は御存知の通りにて、哀しくも慌ただしい日々が続いている所為で御座います。

解体作業と云う名の「野辺送り」は急ピッチで進んでおり、昨日は一回目の搬出が行われました。

カウンターと梁は取り外し、唐紙は袋閉ごと断栽。
屋根瓦と銅雨樋は引き剥がされ、表格子も破棄されました。
網代と葦の天井組みは無残に足元に横たわっています。
瓦礫の山となった「廃屋」からは、往事の面影を欠片も想起する事が出来ません。
そこには最早生命の息吹を感じる事は出来ず、唯枯竹の亡骸が佇んでいるだけです。

八重骸ら 繁れる亭のさびしさに 人こそ見えね春は来にけり 

恵慶の歌ではありませんが、時間の経過と云うものは時として無情なもの。
いくら「悲歎の思い」に暮れていても、それでも新しい年は来るものでして。

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