« ●惜別の頃 | Main | ●気付けば多くが来たもんだ »

2009.12.05

●「バンブー」の生まれし所処

えー、今更乍らではありますが、幣亭の屋号は「Bamboo」で御座います。
所処で「BAR」為る場所で「バンブー」と云えば…。 
 ・ドライシェリー 3/4
 ・ドライベルモット  1/4
 ・オレンジビターズ 1dash
 ミキシングクラスにてステア、カクテルグラスに注ぐ。

とまぁ、フツーは「名に知れた」上記アペリチフ.コクテールを想像するもの。
そしてこのバンブー、実は「日本生まれ」だったりするのです。
以下詳細は下記にて。

『明治時代に横浜で生まれた「バンブー」は、すっきりとした風味の食前酒。
創業当時の横浜ニューグランドホテルのチーフ・バーテンダー、ルイス・エッピンガー氏の考案と言われています。
ブロードウェーでヒットしたミュージカルの名前にあやかって誕生した「アドニス」というカクテルの、スイートベルモットをドライベルモットに変えたのが「バンブー」。
その名も"竹"という日本をイメージしてつくられたカクテルです。
当時は大型客船が世界を回っていた時代。
乗船客や船乗りたちによってシンガポール、ボンベイなどを経てロンドンに伝わり、さらに大西洋を渡ってニューヨークにも伝わっていきました。
いまもアメリカのシェフの間で、「食前酒としてパーフェクトな味わい!」という声も多いそう。
清酒と同じ程度のアルコール度数で和食にもよくあい、ほどよい辛口が食欲をそそります。』
(サントリーホームページ「BAR NAVI」より借載)


因みに弊亭屋号の所以は上記コクテールに由ったものではありません。
然乍ら同じ名前を持つのも何かの所縁。
その「生誕の地」には何時か訪れたい、と思っておりましたら…。

先日参加した「横浜マラソン」のスタート地点が、何と山下公園「ホテル.ニューグランド」のど真ん前。
と云う訳で豈図らんや「バンブーの生まれし所処」を訪れる事となったのでした。

091129_006

091129_008【写真上】「ニューグランド」外観。
実際に「バンブー」が生まれた「横浜グランドホテル」は関東大震災で焼失してしまいましたが、その系譜を継ぐのがこの「ニューグランド」です。

【写真左】「ニューグランド」入口。 
当日「横浜マラソン」のレース終了は、残念乍ら正午前。
そんな訳でメインバー「シーガーディアンII」で飲む事は叶わずに、一路帰路に就いたのでした。

|

« ●惜別の頃 | Main | ●気付けば多くが来たもんだ »