●北嵯峨.「初冬風景」
えー、今日はウチの近所「初冬風物」のお話。
嵯峨野.広沢池では十二月に入るとに一ヶ月程かけて池の水を抜き、春に放流されていた「池の幸」を水揚げする「鯉揚げ」が行われます。
此等「鯉」「鮒」「諸子」「川海老」の漁獲高は約10トン。
収穫された鮮魚は料亭などに引き取られる他、広沢池当地でも販売されております。
嗚呼、今直ぐにでも「おきな」さんにお邪魔したいもの。
【写真上】一昨年一月の広沢池一写。
「鯉上げ」後の広沢池は泥浚い等の浄化が行われ、春先迄は「涸れ地」となった儘。
これも亦、冬の「侘」嵯峨野を象徴する風趣にて。
輝く銀りん…
広沢池で鯉上げ
京の師走の風物詩「鯉上げ」が右京区嵯峨の広沢池で始まった。水を抜いた池から、地元の養殖業者らがコイやフナを水揚げし、手際良く仕分けした。池周辺は作業の続く年末まで新鮮な魚を求める人々でにぎわう。
同池での鯉上げは50年以上前から続き、今年は4月にコイの稚魚約800匹を放流。11月に入ってから約1か月間かけて水を抜いてきた。
業者らは腰近くまで水につかり、網で魚を追い込んですくい上げていた。
コイは1キロ1000円、フナは同1000~1200円、エビは同3300円など。養殖業平岡建一さん(69)は「コイは刺し身、エビは天ぷら、フナは煮付けやフナずしなどにして食べるとおいしい」と話す。
(文.写真共 読売新聞12/8より)