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2010.03.17

●「お松明」

えー、二泊三日の白馬遠征より只今帰宅した所処。
そんな訳で一昨日の事ではありますが、「我が地元」のお話を一つ。

一昨日、嵯峨野清涼寺で、春を迎える風物詩「お松明」が行われました。

此処釈迦堂さんは、平安以来の由緒を持ちながらも所謂観光色の薄いロコ寺刹。
寧ろ地元民にとって近しい存在で、中京の六角さん.左京の黒谷さん.上京の千本さんに該当する所処とでも申しましょうか。

雪月花兼ね揃えた景勝地にて四季遍く折々の祭催事が営まれる嵯峨嵐山ですが、この「お松明」は地元色の強いビッグイベント。
角云う私めにとっても、幼少の頃から「お楽しみ祭事」の一つでした。

そして「お松明」を終えると、嵯峨野にも本格的に「春」がやって参ります。

P20100315000194_2雨中に舞う、大松明の炎
右京・清凉寺
京都三大火祭りの一つ、清凉寺(京都市右京区)の「お松明(たいまつ)式」が15日、営まれた。春を告げる大松明の炎が雨雲を払うかのように燃えさかり、境内に集まった人々を照らし出した。
釈迦(しゃか)が入滅した日に遺徳をしのぶ「涅槃(ねはん)会」にちなんだ行事で、釈迦を荼毘(だび)にふす様子を表したとされる。
境内に置かれたのは、早稲(わせ)、中稲(なかて)、晩稲(おくて)に見立てた高さ約6メートルの大松明3基。本堂での法要を終えた僧侶や保存会員たちが周囲を練り歩き、午後8時半ごろに点火した。読経の声が響く中、炎は次第に燃え上がり、参拝客はため息をつきながら、舞い散る火の粉の行方を目で追っていた。
(文.写真共 京都新聞3/15
より)

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