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2010.05.05

●「賀茂祭」前儀ニ題

ゴールデンウィークも本日でお終い。
列島彼方此方で帰省ラッシュもピークを迎えている様子です。

そんな中、連休中のミヤコでは「賀茂祭」前儀が着々と進行中。
三日には「流鏑馬神事」、四日には「御禊の儀」が恙無く執り行われました。

後は本日の「賀茂競馬」、十二日の「御陰祭」を経て本番を残すのみ。

P20100503000108_2人馬疾走 新緑を射る
下鴨神社で流鏑馬
疾駆する馬上から弓を射る「流鏑馬(やぶさめ)神事」が3日、京都市左京区の下鴨神社で行われた。新緑が輝く糺(ただす)の森で披露される人馬一体の一瞬の妙技に、大勢の観客が歓声をあげた。
葵祭の道中をはらい清める神事で7世紀ごろから営まれていた。明治初期に中断したが1973年、神社の式年遷宮の記念行事として約100年ぶりに復活し、毎年同日に行われている。
神事では、射手が約400メートルの馬場を約15秒間で一気に疾走。手綱を放し、3カ所に設けられた的を狙って次々に矢を放った。
馬場の脇を埋めた観客は、馬のひづめ音が近づくと立ち上がったり、カメラを向けていた。「カーン」という乾いた的中音がするたび、どよめきと拍手が森に響いた。
(文.写真共 京都新聞5/3
より)

P20100504000104斎王代らが「御禊の儀」
葵祭に向け身を清め
京都三大祭りのトップを飾る葵祭(15日)を前に、斎王代や女官役の女性が身を清める「御禊(みそぎ)の儀」が4日、京都市北区の上賀茂神社であった。汗ばむ陽気の中、王朝絵巻さながらに優雅な所作を繰り広げた。
第55代斎王代を務める東山区の府立医科大2年、川崎麻矢さん(20)は十二単(ひとえ)に小忌衣(おみごろも)を羽織り、童女や女官約50人を従えて姿を見せた。おはらいを受けた後、御手洗(みたらし)川に指先までゆっくりと手を差し入れ、身を清めた。参列者は近くの大宮小の児童が育てたフタバアオイを胸に飾り、儀式を見守った。
川崎さんは「いい天気でよかった。十二単の重さよりも暑さの方が大変でしたが、水が冷たくて気持ちよかった」と話した。
御禊の儀は1956(昭和31)年に復活し、上賀茂神社と下鴨神社(左京区)で隔年で行われている。
(文.写真共 京都新聞5/4
より)

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