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2010.05.24

●「愛宕.野々宮社」例祭

ミヤコの五月は洛中洛外不問ず「神社例祭」が目白押し。
伏見、今宮、上御霊下御霊、熊野、松尾…。
しかもそれ等の殆どは「ヨソ行き」の観光的催しと異なり、「近隣市井.氏子」のお祭だったりします。

その中でも「ヤヤ地味~」な嵯峨祭は愛宕、野々宮両社の例祭。
昨日日曜日、還幸祭が執り行われました。

因みに散々記述済ですが、神社例祭基礎用語。
神輿(神様)を本宮の外にお連れする「お出かけ」祭事が神幸祭。
神輿(神様)を本宮にお戻しする「お帰り」祭事が還幸祭。
お出かけ中に神輿が仮留、お休みになられる「みこしやど」が御旅所です。

P20100523000090166年ぶり修復 神輿、雨中に輝き
右京で嵯峨祭
京都市右京区の愛宕、野宮両神社の大祭「嵯峨祭」の還幸祭が23日、同区の嵯峨嵐山一帯で営まれた。雨のなか、166年ぶりに修復されて輝きを取り戻した2基の神輿(みこし)が巡行した。
嵯峨祭は大覚寺(右京区)の祭りとして始まったとされ、松尾芭蕉の「嵯峨日記」にも描かれた。現在は、住民でつくる嵯峨祭奉賛会が催している。
2基の神輿は透明のシートで覆われ、右京区の清凉寺近くにある両神社の御旅所を出発した。担ぎ手はずぶぬれになりながら「ほいっと、ほいっと」と威勢よく声を上げ、大覚寺周辺や嵐山一帯を練り歩いた。
あいにくの雨で、剣鉾の巡行は御旅所から大覚寺までとなり、稚児行列などは中止となった。
(文.写真共 京都新聞5/24
より)

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