●「洒落」た祭事
梅雨も明け、ミヤコの「茹だる酷暑」も愈々本番。
今日はそんな大暑頃の時宜風物、「きゅうり封じ」が行われました。
この夏野菜奉納は、「疾病封じの御利益」として名高い祭事。
上高野は蓮華寺さんの方が知られていますが、先駆け行われているのは洛北.神光院さん。
胡瓜との御縁柄「木瓜家紋」の御宅も参詣されては如何でしょうか。
因みに表題は胡瓜の花言葉に由るものです。
病気平癒や無病息災を祈願
北区の神光院で「キュウリ封じ」
病気をキュウリの中に封じ込める「キュウリ封じ」が21日、京都市北区の神光院で営まれた。家族連れやお年寄りらが訪れ、病気平癒や無病息災を祈願していた。
神光院は、弘法大師の霊場で京都三弘法の一つ。キュウリ封じは、平安時代に弘法大師が中国から伝えた。病を封じたキュウリを地中に埋め、土に返るのと同時に病も消滅すると信仰されている。
本堂では、名前が書かれた紙を巻いたキュウリが供えられた。祈祷(きとう)を終え、参拝者はキュウリを受け取り、具合が悪い部分をさすり、健康を願った。26日も行う。
(文.写真共 京都新聞7/21より)