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2010.08.27

●「旧」嵐峡館にて

今回の帰京は一週間の実家滞在。
従い洛中に出る事も余り無く、暇を見つけては家の近所をほっつき歩いております。
まぁそんな「飲み食い遊び」、ガンバラない在京もたまには良い鴨。

と云う訳での嵐山逍遥記「旧.嵐峡館篇」。
過去ログでも数次に渡り取り上げましたが、「星野リゾート」さんが経営権を取得。
二年九カ月の休眠期間を経て、昨秋「星のや 京都」として再開されました。

そんな訳で「ちょっくら」様子を覗って見る事に。

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【写真上】渡月小橋西詰、嵐峡館別館は舟待合に変わっていました。
中の施設概要は不明。
【写真上】同、保津川の船着き場。
「もみじ」と「さくら」の姿は無く、送迎船は屋形船形式のものに。
まぁ、これはこっちの方がいい鴨。

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【写真上】保津川南岸の小径より眺める亀山。
この散策路は意外と嵐山の穴場、歩いて行かれるのも宜しいかと。

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【写真上】「嵐峡館」改め「星のや」表玄関。
過去ログ参照にして戴ければお解りでしょうが、嵐峡館さんの時分と殆ど同じ。
一見して解る様な「改悪」はされていません。

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【写真上】河岸より本館を眺める。
本館外観も同上、改装は室内のみに止められた様子です。

以前も申し上げましたが今回の「嵐峡館」再開計画、実は星野さん側責任者が私めの「一寸した知り合い」で御座います。
彼も亦キョート人でして、曰く「無碍な乱開発にはしない」と云っておりました。
まぁ実際、往時の面影を極力損なわない様な形でリニューアルしている様子です。

但し、運営状況に関してはチョット心配。
現行の宿泊料金は「可也」強気の設定、グループ内に上客さんはおられると思いますが、果たして「ミヤコのはなれ=鄙び」の地にどれ位の宿泊ニーズがあるものか…。

まぁその辺は星野リゾートさんの算盤勘定もある事でしょうし、上手くやって戴きたいものです。

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【写真上】おまけ一写。
一通り「覗き見」して帰路に着く際の事。
船着き場からの、「星のや」送迎船が大堰川を渡っておりました。
これはこれ、中々風情のあるもので御座いました。

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