●「笹の葉」コンチキチン
気が早いにも「程」がありますが…。
漸く初秋を迎えたと云うのに、もう「来夏」の話柄です。
ミヤコの夏と云えば「祇園祭」、祇園祭と云えば「厄除け粽」。
その粽に使われる笹の出荷が最盛期との事です。
そんな訳で「10ヶ月先の下準備」のオハナシでした。
祇園祭ちまき用、
宮津の農家でササ出荷ピーク
京都・祇園祭のちまきに使われるササの出荷が宮津市でピークを迎えている。京都市内産のササが激減したため、質のよさを見込まれて宮津市の農家らが協力している。来夏に向け、さわやかな香りを漂わせながら10万枚以上を届けている。
長年、ちまき作りに使われてきた京都市左京区花背地域のササが、2006年のササ枯れやシカの食害などで激減。葉の形や質の似たササがある世屋地区に要請があり、08年から出荷を始めた。
今年は8月末から世屋地区の農家など3戸がササの刈り取りを始めた。これまでに昨年の17万枚に迫る11万6千枚を出荷。16日にも1万5千枚ほどをトラックに積み込み、天日干しをする花背地域の農家へ送った。
集荷を担当する宮津市松尾の農業、溝口喜順さん(38)は「3年目を迎え、山でササを刈ることに理解をしてくれる人も増えた。地元では使われなくなったが、ササは和菓子屋などでも需要が多く、仲間を増やして出荷量を伸ばしたい」と話していた。
(文.写真共 読売新聞9/20より)