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2010.11.04

●「文化の日」大一番

昨日はラグビー観戦に秩父宮へ。
対抗戦の二試合「早稲田-帝京」「慶應-明治」を見て参りました。

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所処でこの日の神宮外苑は何時もに増しての混雑振り、駅も道路も混っ多返しのヒトダカリです。
「すわ、ラグビー人気復活か」と思っていれば、然に非ず。
単に「六大学野球.早慶戦」「サッカー.ナビスコカップ」とトリプルブッキングしていただけでした。

それでも秩父宮は老若男女(正確には老壮若男男女)で満席、立見やら通路階段に座り込む人迄現れる始末。
トップリーグやジャパンの客入りに慣れてしまってるので、凄まじく違和感を感じてしまいます。
因みに観客数は21972人(満員)でした。

以下マッチリポートに成増。

【早稲田33(5T 4G)-14(2T 2G) 帝京】
後半15分迄はどちらに転ぶか解らない好ゲームも、BKの決定力を生かした早稲田がトライを連取。
セーフティリードのまま帝京の反撃を凌ぎ切り、最後は更にダメを押しました。

早稲田の勝因は帝京の強みであるブレイクダウンを封殺した事、素早いラックから球出しを重ね、ターンオーバーの機会を与えません。
逆に「ここぞ」の場面ではラックを乗り越えるターンオーバー連発、焦点を絞ったディフェンスは一昨年の大学選手権準決勝、東海戦を彷彿とさせるものでした。

攻撃面でもラインディフェンスの内側へのアタックが効果的、帝京のタックルが半身ずらされ内→内とラインブレイク、裏に出た所処で外でビッグゲインする場面が度々見られました。
P→Gにクイックスローイン.キックパス等、相手の隙を突くアタックも早稲田らしいもの。
先ずは第一ラウンド「完勝」と云った感です。

帝京は意外にも空中戦を封印、早稲田の土俵で戦ったのが災いした感。
個々の強さではヒケを取らないものの、展開勝負になると引き出しの多さと精度で敵いません。
またボールを回す走り合いの攻防が祟り、ラスト15分になるとFW陣も息切れ、完全に足が止まってしまいました(選手権では戦い方を変えて来るでしょうが)。

只、敗戦の中に明るい材料も幾つか。
スクラム.接点での攻防等FW陣の体躯の強さは相変わらず、加えて才能と強さを持つ若いBK陣からは昨年より得点の匂いが感じられます。
但しそうなると改めて構築すべきはゲームプランとその進め方、満遍なく戦っては却ってチームの強み消してしまいます。
尤もその辺の整理選択はコーチ陣の仕事。

目立った選手は早稲田が⑦⑧⑫⑮、帝京は⑦⑬、あと良くも悪くも⑤⑩でした。

【明治20(3T 1G 1P)-(3T 1G)17慶應】
チームカラーのディテールは第一試合と近似。
局地戦を制圧したい明治に対し、慶應はボールも人も動かしたい。
第一試合以上の接戦は、終盤の「解り易い拠り所」が勝負を分けました。

明治は例年にも増してバランスの良いチームに仕上がりつつあります。
が、前半の半分を相手陣22m内で戦い、逆に攻め込まれたのは10分弱。
テリトリー支配率がスコアが比例しないのは往時の明治らしいと云えばらしく。
その原因は例えばFW陣、ブレイクダウンやセットプレイで圧力は掛けられるものの、未だ粉砕.ターンオーバーする迄には至らず。
亦BKも時折ビックゲインをするものの、トライを取り切る事は出来ません。

しかし、ゲームの雲行きが怪しくなってきた後半に流れを掴み返したのは矢張りFW。
ミッドフィールドからの一つのモールがきっかけに勝ち越し、その儘逃げ切りました。

慶應は何時もの通り「慶應らしい」チーム。
相手の長所を出させない対策と、タックル→ターンオーバーからの切り返しは随所に見られましたが、未だ精度に若干の難あり。
但しベストとは程遠いメンバーなので、この試合で真価を推し量るのは早計かも。
あと余談ですが、ジヤージーはル.コックの方が良かった様な…。

まぁ復活途上で何が何でも「勝利」と云う「結果と自信」が欲しかった明治と、大駒を欠場.退場で欠きながら「らしい」内容で勝ちに手の届く試合をした慶應。

取り敢えず両者共に収穫の多い一戦ではなかったか、と。

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【写真上】帰路の際、外苑の銀杏並木一写。
秋晴れの空下、黄緑の葉々が目にも鮮やかに。
「黄葉見頃」はまだまだ先の様です。

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