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2011.01.05

●「広沢池」涸淡風情

えー、アケマシテオメデトウゴザイマス五日目。

昨日は午前中より家の近所を散策、嵯峨野路をほっつき歩いておりました。
高辻通りから釈迦堂.大覚寺を経由して奥嵯峨を周遊、広沢池に至る「何時ものコース」です。
そんな訳で本日は嵯峨野.広沢池の「涸池冬景」なぞを。

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【写真上】「鯉揚げ」後、涸地となった広沢池。
広沢池では11月から12月にかけて池の水を抜き、春に放流されていた「鯉」「鮒」「諸子」「川海老」を水揚げする「鯉揚げ」が行われます。
大晦日に降った残雪が、薄ら池底を被っていました。

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【写真上.下】「池ざらえ」風景二写。
広沢池の水深は中央最深部でも1m程、池底には可也の泥が堆積する為に鯉揚げ後には春先まで泥ざらえが行われます。

これも亦、冬の「侘」嵯峨野を象徴する風趣にて。

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【写真上】遍照寺山.近景二写。
柔らかな三角形の姿形にこんもりとした稜線、何時見ても愛嬌のある山です。
手前の薄群と枯枝木が一層「冬趣」を誘うものにて。

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【写真上】児神社にて、南天。
注連飾りや重箱に添えられている南天も「お正月」っぽくて宜しいですが、庭先のこういった景色も亦、新春風情を彩ってくれるものです。

そんな訳で約二時間の散策後は、釈迦堂横の件の割烹にて「至宝の昼食」。
程良く軽酔の足で洛中に向かいました。

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