« ●陽春の候「花検分」 | Main | ●賀正.三ケ日 »

2011.03.21

●「招かザル」客

本日は節気「春分」、此処帝都では日を重ねる毎に暖かさ増しております。

序で、吹き敷く春風に乗って「招かざる客」も飛来し始めたとの時事の報。
「季節性アレルギー性結膜炎」、所謂「花粉症」の皆様にとりましては頭の、否々目鼻の痛い季節の到来となって参りました。
特に都市部では「花粉」に加え、「ダニ」「ハウスダスト」「自動車粉塵」の誘発ジェットストリームアタック。
街行く人々のマスクも風邪予防から花粉症対策のそれへとすっかり衣替えです。

尤もそんな「悩みの種」は人間様だけでは無いらしく、昨今では家のペットや野山の動物に迄症状が及んでいるらしく。

そんな訳で下記事は、「ミヤコのお猿さん」花粉症発病の知らせ。
果たして上野のパンダさんは大丈夫でしょうか?。

20110310091248saruサルもつらいヨ花粉症? 
嵐山モンキーパーク開園初
例年に比べて花粉の飛散が多いとされる今春、京都市西京区の「嵐山モンキーパークいわたやま」で、メスのニホンザル1匹が花粉症とみられる症状を呈している。1957年の開園以来初めてといい、目をしょぼつかせたりくしゃみする姿はつらそうだ。同園は「何か対策はないものか」と頭を痛めている。
このサルは、1991年生まれの「クーパー-65-81-91」。人間では、50~60歳に当たる。
2月末ごろから、目が腫れたため、注意して見ていると、次第に目やにが増え、くしゃみも出始めた。雨の日はこれらの症状が改善したため、同園では花粉症を疑い、目やにを洗い流してやるなど対策を試みている。食欲は落ちていないが、餌を持ちながらくしゃみをするなど、困った様子が見られる。
サルの生態を研究する大阪大大学院人間科学研究科の中道正之教授(比較行動学)によると、ニホンザルもヒトと同じように花粉症の抗体を持つものがおり、花粉症になるという。
2日に園を訪れた際にクーパーの様子を見たといい「表情や症状は、花粉症を発症した、他地域の集団のものと酷似しており、花粉症とみられる」と話した。
浅葉慎介園長(47)は「なぜ、今年発症したのかは不明。自分も花粉症なのでつらさが分かるが、さらにひどくなるなら対策を考えたい」としている。
環境省によると、今年の京都市内の花粉の飛散予測は例年(過去10年間平均)の約1・5倍で、昨年の約11倍という。
(文.写真共 京都新聞3/10
より)

|

« ●陽春の候「花検分」 | Main | ●賀正.三ケ日 »