●「東山花灯路」二題
本日よりミヤコ洛東では「東山.花灯路」が始まります。
今年で9回目を数えるこの催し、桜の季節を前にした「早春.ミヤコ風物」として定着した様子です。
10日間での来場客数見込みは90~110万人程、週末には日/20万人の人出が予想されるとの事。
東山界隈は基本的に小径が多いので混雑の体感具合は実数以上、もしも出掛けられるなら平日の方が宜しいかと。
そんな訳で下記事はライトアップ試験点灯の様子。
催事柄、期間中は「烙東」と云った方が宜しいかも。
「ねねの道」に柔らかな光
「花灯路」12日から
夕暮れ時の午後6時。京都市東山区の「ねねの道」で路上のあんどんに一斉に明かりがともった。ライトアップで浮かび上がる八坂の塔。偶然出くわした演出に観光客から歓声があがった。
今や京都の春の風物詩となった「京都・東山花灯路」(12日~21日)の本番を前にした10日夜、試験点灯が実施され、ねねの道や石塀小路が柔らかな光に包まれた。
今年で9回目を迎える東山花灯路は、期間中の午後6時~同9時半に神宮道から清水寺へと続く約5キロの「灯りと花の路」に2400基のあんどんをともす。道筋では、生け花も飾られ、華やかな催しに彩りを添える。周辺の寺社ではライトアップがあり、花街や学生も協力する地元密着のイベントとして定着した。
あんどんの設置は1日から順次始まり、この日は産寧坂の商店でつくる「きよみず産寧会」が設置を希望する店舗へあんどんを貸し出した。各店舗はケーブルやあんどんの必要個数をチェックして、初日に向けて店舗前に設置する。
(文.写真共 京都新聞3/11より)
庭に波打つ三原色
高台寺ライトアップ
京都市東山区の高台寺は10日、春の夜間特別拝観を前にライトアップの試験点灯をした。方丈前の波心庭には「無一物 無尽蔵 桃山の美」をテーマにした光が投射された。
赤、青、緑の「光の三原色」の照明で、波心庭の白砂や勅使門を照らした。庭の砂紋に光が当たると、陰影が効いて味わい深いアートとなる。執事の後藤典生さん(62)が「ライトアップで仏教精神を表現してほしい」と専属庭師の北山安夫さん(62)に依頼して完成させた。
高台寺のライトアップは1994年に始まった。春と秋に実施しており今回で25回目。夜間特別拝観は12日~5月8日の日没から午後9時半まで。拝観料が必要。
(文.写真共 京都新聞3/11より)