●「震災後二週間」.雑感
震災発生から早や半月、此処帝都トーキョーでは今迄フツーにあった「色々なモノ」が姿を消し、或いは品薄になっています。
「水」「牛乳」「ペットorパックのお茶」「カップ麺」「レトルト食品.缶詰」「乾電池」「トイレットペーパー」「マスク」etc…、
思い付く儘に上げてみても、枚挙に暇が有馬線。
尤も震災発生当初に較べれば、幾つかのモノに就いては流通回復の傾向が見られ、亦「コンビニには無くてもスーパーにはあったり」「スーパーには無くても他の小売店にはあったり」「住宅街に無くても都心にあったり」「安いものが無くても高いものならあったり」、探せば色々見つかったりも致しました。
と思っていた矢先、今度は葛飾区.金町浄水場から「高濃度放射性ヨウ素検出」のニュース。
その要因となっている福島原発はなまじ東京から離れすぎているもので、「今日明日」の切羽詰ったパニックは未だ起きてはいません、が。
結果、将亦都内からミネラルウォーターが消えてしまいました。
加えて危機管理発想の貧困な都会在住人にダメージを与えているのが「計画停電」。
23区の殆どがその範疇には当らないものの、街中では至る所処で節電対応。
「会社」「公共施設」「交通機関」「繁華街.商店街」…、薄暗~い環境の中では気が明るくもなり様がありません。
まぁ「電気」「ガス」「水道」復旧の目処も立たず「ガソリン」「灯油」も枯渇寸前、日々の食事も儘為らない被災地に較べればカワイイ悩みではありますが、「モノ余り」にすっかり慣れてしまっている身としては其也に困った事で御座います。
そんな訳で「モノ不足」と云う「目に見える不安」と「電力不足」と云う「目に見えないけれど目に見える不安」。
更に「地震」「放射能」と云った「目に見えない危険」に煽られている帝都トーキョーの現状で御座いました。