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2011.04.04

●「はなぐはし」家の前篇

Taihennthumb400x4006865_3えー、帰京二日目のゲツヨウビ。
本日は終日地元滞在。
家の近所を「桜散策」すべく出掛けようとした際、玄関口で一寸だけ足を止める事と致しました。

そんな訳でミヤコ観桜「嵯峨嵐山.前振り篇」。
尚表題は「桜」に掛かる枕詞にて。

所処でミヤコには「色々」な桜が御座います。
で、この場合の色々とは「品種」や「樹齢」や「有名無名」では無く、市井民其々の持っている桜に対する「親近感」や「愛情度」とでも申しましょうか。

例えば簡単に区分けしてみると。
わざわざ足を運んで見に行く「ヨソ行き」の桜だったり、日常生活動線上の近い距離にある(あった)「普段着」の桜だったり、ほっといても目に付く空気みたいな存在の「近所」の桜だったり…。

加えて、大体のミヤコ人は各人其々「マイ桜」を持っていたり致します。
それは大抵に於いて自宅や職場の近所にある、無名の桜木。
勿論自分のモノではありませんが、心情として自宅の庭にある位の「愛着」を懐き、会話の中でも平気で「ウチんとこの桜が…」なぞと談じ始めたりしてしまうものです。

そんな訳で私めの「マイ桜」がコレ。
17年振りの対面で御座います。

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【写真上】実家の真ん前にある桜。
自宅周辺には幾本かのソメイヨシノがあるのですが、何故かウチの前の桜だけ毎年開花が早いのです。
それは幼い砌、子供心に自分事の様に誇らしく思えたものでした。

まぁこの写真で場所が解る人も少ないでしょうが…。

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