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2011.06.19

●ミヤコ「ネーミングライツ」事情

二年程前の事です。
京都新聞を捲っていると、何かのスポーツ開催の記事で「わかさスタジアム」なぞと云う会場名が目に留まりました。

「わかさ=若狭?」…。

「京都のイベントなのに何故福井でやるんだろうか?」。
「それとも府内丹後の方に出来た新しい競技場施設なのだろうか?」。
数日後それが「西京極野球場」の新名称である事を知った際には、ネーミングに大きな違和感を覚えたものでした。

そう、「ネーミングライツ」です。
現在ミヤコで同手法を用いて運営されている市所有の施設は以下の二つ。

西京極野球場「わかさスタジアム」
  ・スポンサー企業/㈱わかさ生活
  ・契約期間/平成21年4月より5年間
  ・契約金額/1億2,500万円
京都市体育館「ハンナリーズアリーナ」  
  ・スポンサー企業/スポーツコミュニケーションKYOTO㈱
  ・契約期間/平成23年4月より10年間
  ・契約金額/2億5,000万円

亦、設備の老朽化により改修工事が決定している京都会館も、ネーミングライツ売却が発表されています。

京都会館(施設名未定)
 ・スポンサー企業/ローム㈱
 ・契約期間/50年間(再整備後の開館日より)
 ・契約金額/52億5,000万円

そんな訳で「手間」「元出」掛けずに一定期間安定収入が確保出来る上に、施設維持費軽減も見込める「命名権売却」。
今度は「市営地下鉄のトイレ」にもネーミングライツを導入するとの事です。

どうしても「楽して儲ける」市役所さんの魂胆が垣間見えて仕方無いのですが、政令指定都市中でも最低レベルを誇る京都市の財政状況。
手の施し様の無い「難儀(ダークグレー)」な支出部分が多いだけに、取敢えずは「隗より始める」のも仕方無いのかも知れません。

但し前述の様な「立地性」を無視した名称変更は止めて欲しいかな、と。

20110617132805toire京の地下鉄、トイレ命名権 
京都など3駅で売り込み
京都市交通局は、市営地下鉄駅構内にあるトイレを対象にネーミングライツ(命名権)売却を検討している。命名権を購入した企業はトイレ名のほか、外壁や室内で自由に広告掲載できる仕組みだ。トイレ掃除など維持管理を企業が担うため、交通局にとっても経費節減につながるという。すでに関係企業への売り込みを始めており、早ければ来年度中にも売却していく。
トイレを対象にした命名権の売却では、東京都渋谷区が公衆トイレで導入しているが、交通事業者では初めてという。
計画によると、企業名が入ったトイレ案内を駅施設の案内看板に表示できるほか、トイレの外壁にも広告看板を設置できる。清掃など維持管理は企業側が負担するが、トイレ内の改修もできる。
交通局では、全31駅の清掃費(年間計1億4千万円)を削減できるほか、「企業もイメージを保つため懸命にトイレ美化に努める」(同局企画課)として、美しいトイレが保てるとみている。
渋谷区では2008年度から14カ所の公衆トイレを対象に募集をかけ、12カ所をトイレメンテナンス会社などに売却した。最高額は年15万円で、便器を自社負担で改修する企業もあり、トイレへの苦情は激減したという。
交通局は3月に大手メーカーに購入を打診し、今夏から企業訪問を始める。地下鉄には35カ所のトイレがあるが、当面、京都、市役所前、三条京阪の3駅で導入を目指す。「企業は効果的な広告が可能で、地下鉄の経費節減につながり、利用者も快適なトイレを使える。若手職員が考えた『三方よし』のアイデア」として、売り込みを強めていく。
(文.絵共 京都新聞6/17
より)

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