●大きな帆を立てて
えー、昨晩の琴。
久方振りに「とある」遊戯施設へ足を踏み入れて参りました。
最後に訪れたのが長野オリンピックの閉会式後と記憶していますので、彼是「13年と3ヵ月」振りでしょうか。
その場所と云うのは…。
「カラオケボックス」です。
所処で私め、別段マイクを握るのが嫌いと云う訳では御座いません。
寧ろ好きと云った方が正しいでしょう。
何せ学生時分(カラオケボックス黎明期)には一週間ぶっ通しで歌いに行ってた時期もありますし、亦昼間の仕事をしていた頃の飲み会二次会と云えば矢張りカラオケが定番でした。
それが何故故「ぱったり」行かなくなったのかと申しますと、それは「オシゴト柄」。
飲み屋を生業とする様になってからは「夕刻~深夜帯の営業」に加え「週末に穴の空けられない」業務特性上、知人友人との時間的接点も少なくなるもの。
稀に商い後に街へ繰り出す事はあっても、半日近く食を摂っていない訳ですから「ウタ」所処では無く、取敢えずは「メシ」「サケ」になるのでして。
従い「歌唄い」の場からは疎遠になっていった次第です。
そんな訳でカナーリ御無沙汰していたカラオケ屋さん。
入店したのは良いのですが、まぁ驚きの連続。
「歌本が無くなって選曲検索はタッチパネル」「マイクに抗菌ビニールが被せてある」「勝手に消費カロリーが表示される」「メニューが殆ど居酒屋+ファミレス」…。
結構「浦氏魔太郎」な状態でありました。
尚表題は13年振りの一曲目、歌詞の「唄い出し」に因んだものにて。